襖紙2011年03月07日 09時50分59秒


この手漉き襖紙は自分がこちらに帰ってきてからのベストセラー。ちゃんとこの紙には名前があり、「眺望」と呼んでいる。父のプロデュースで母のデザインてとこかな。とにかくよく売れた紙で以前は二月に一度位は漉いていたが今は年に一度漉いても半分は在庫。
青みがかった手前の山の背後には霧でかすむ遠山が並ぶ。山にも雲肌と呼ばれる地模様が出ている。今見ても色自体は古くなく、きれいな山の柄だね。


このように見本帳に載っている。これも発行から二十年近く過ぎてかなり色あせ、昭和の時代を感じる写真。今ではこんな部屋のある家は珍しいのじゃないかな。
デジカメで見本帳の色は上手く出なかった、と言うよりもう古くて無理。上の画像が本来の色。こういう部屋があればお薦めできる紙のひとつ。

製品名・・・ 舞鳳№3「眺望」 
お問い合わせ・・・お近くの表具店・経師店
発売元・・・ 西野商会