そして1年が過ぎ ― 2011年03月21日 19時44分37秒


長女の進学、そして大阪へと毎日頭の中をさだまさし「案山子」がぐるぐる廻っていた春からあっという間に一年が過ぎ、4月からのスタディアブロード（2年次の授業としてのイギリス留学）で、ここを引き上げるため大阪に。駐車場からアパートまでのこの坂道、一緒に来た次女が突然「これ！」マンホールのふたには太陽の塔が、今頃気付いた。
東京では岡本太郎展が始まっているはず。http://taroten100.com/index.html

引越しはいつでも大変なもの、ここで暮らした思いを引きずりながら、新しい生活に向かう準備。ふわふわと落ち着かない、1年前と30年前のふたつの自分を思い出す。
彼女にとって初めての引越し、何とも手際の悪いこと。まあしょうがないよね。
リースで借りていた冷蔵庫・洗濯機返却し、残りの荷造りなどがひと段落した後、せっかくだからと梅田に出てみる。どこも人でいっぱい、震災支援の義援金の呼びかけ以外は普通の大阪。
おいしいパンもここには山ほど。普通のありがたさ、ここにいてはなかなかわからないね。

夕ご飯は安くておいしい学生街らしい焼き鳥屋、ちょうど一年前にもここで晩御飯を食べた。その時はこれからの生活の希望と不安と寂しさの入り混じった複雑な気持ちを飲んでごまかしてた。今回は引越しと留学の準備の慌しさのなかと不況続きに追い討ちの大災害による不安などでやっぱり複雑な気持ち。

でもこの直前にバレーボールの子供たちの健闘を知らせてくれるメールが。彼女たちの目指す目標には後一歩だったが第一試合の強豪相手に21－19、22－20と激戦を勝ち上がり準決勝、惜しくも11－21、20－22と惜敗、でも賞状をもってすがすがしい顔をした子供たちの写メールにはちょっと目頭が・・・この日は引越しとこの健闘を祝いながら、結局気持ちよく酔っ払い・・・

さて今にも雨が降りそうな天気の翌朝。そろそろ運ぶか。
いろんな思い出のある部屋も今はがらんとした一年前に。
結構いろんな友達が来て騒いだらしくよく下の方にご迷惑をおかけしていたらしい。まったくもう

ここで作った料理を写メールで送ってきたときはちょうど難聴治療で入院中。私が写メール送った病院食を「おいしそう」ってうらやましがっていたっけ。
引越しをお願いしたまじめな赤帽の方と一緒に大汗かいて積み込み、お世話になった大家さんに挨拶。引越し終了と同時に雨が・・・

さてこの街最後のランチ（と言っても来年には戻ってくるが）、特大のナンがついたカレー。
親子4人でおいしくぺろりと頂き、一年間無事に楽しく過ごすことが出来たこの街に感謝して車は災害救助車両が目立つ名神高速に。こんなふうに親子一緒にあちこち行くのもあと何回できるかな。

家に着いたら今度は大量の荷物を部屋に詰め込み、さあ明日から留学の準備だぞ。


by おんさん [かみと暮らす] [コメント(0)｜トラックバック(0)]