私の好きな紙の表情 それを「雲肌」という
水の流れのままに地模様が出てくる、無地の主張
ところが何枚かに一枚、このように鰯雲のような模様が出てくることがある
日本画や書のための無地を漉く職人はひきたて役の紙としてできるだけこの表情を出さずに漉くことが技術であり、誇りである。
ところが私の工場の紙には無地であろうが顔がある。邪魔だと選んでいただけないこともあるがこの表情を一度でいいからしっかり体験していただきたい。
一目ではわからない、感じる表情だと思う
紙と水が踊る落水柄
水でできた穴の周りなどのムラが奥行きを感じさせる
これは地紙に赤い色を入れて強烈な表情を持つ紙となる
かみの顔
それは形ではないもの
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