学ぶこと2013年03月16日 20時02分46秒

今日も快晴、杉林の花粉が気になるところだが澄んだ空気は気持ちいい

いよいよ春本番、朝9時前に工場に陽の光が入るようになってきた
腰痛をおして、乾燥場で昨日の残りを貼り付けた後、京都に向かう奥さんと母を駅まで送る

戻ってからもやらなければならない仕事が山積み、今週も土日は休めない

しかし…先週の土曜日に速達が来た。
薄い茶封筒、何の用件と封を開けると…まさかこの中に書の作品が入ってるなんて
しっかりしたきれいな書がまるで便箋と同じように小さく折りたたまれて…

急いだんだろう、乾ききらない印鑑が端にうっすらと写っている
こういう学生が作品を送ってきますよとだけは聞いていたが、封筒にはこれだけ、連絡先の電話番号はおろか、どういう仕様で自分の作品を漉きこむのか、指示書も何もない。

速達なんだから急ぐはずだがそのまま一週間、ようやく昨日になって突然の電話が

指示書を同封するのを忘れたそうだ。急ぐのだろうと思って聞いてみると「本来なら月曜に間に合わせたかったのですが…」これを間に合わすには今日漉かないといけない。それ以上を遮って早く指示書と連絡先(電話番号がなければ、内容を聞いたり宅急便で送れないので)をFAXで送るようにと電話を切って待っていると送ってきたのは指示書だけ…

これをどうするのか電話番号がないので連絡できないまま、待っていてもしょうがないのでとにかく他の急ぎ作業を始めると電話…

仕事を止めて電話に出れば「指示書届きましたか」…書のことは詳しくないが作るということそのものや自分の作品の扱い方によって人にどういうふうに伝わるか、君にはまだまだ学ぶことはたくさんあるようだね

この紙まではさすがに手が回らないので母にお願い、さすがの出来栄え
明日乾燥、そのまま宅急便にて送れば間に合うだろう。私たち紙を漉く人間の気持ちが少しでも伝わるといいなあ

ただでさえ忙しい中、いろいろあったがこれだけは午前中に製作完了、残りは明日
ほっとする間もなく福井県営体育館に…急ぐ理由はここにもあった

今日は子どもたちの晴れの舞台、小学生バレーボール新人戦県大会。

なんとか間に合ってベンチに
寒い冬の体育館で厳しい練習、土日も早朝から各地で練習試合、親も子も一つの目標に向かって頑張ってきた。どうしてもここには行かないと

地区№1チームに残念ながらあと一息及ばず、でもナイスゲームでした。試合が終わり泣き顔で感謝の言葉を保護者や先輩の待つスタンドに、君たちは悔しさと感謝を学んだようだ。

                  かみの教え

                       この子たちに恥じない自分であるように