夜なべ仕事2013年03月27日 22時10分23秒

4月に入ると東京での展示会「福時」をはじめ、和紙組合や区の用事などで相当な時間が取られるはず、そこに納期の厳しいやや大口の仕事が

とにかく目の前の仕事を次々こなすしかない

修理に出していた道具、家の車では運べず、久しぶりのトラック運転
たまには楽しいもの

柄のチェック、仕上げ作業、来客、電話などで時間はいくらあっても…

そこに杉皮紙の復刻の依頼で杉皮のサンプルが。
腕のある大工さんのカンナによる杉皮の加工、こればかりは紙の技術ではどうにもならない

40年前ごろの杉皮紙、杉皮の色はもう少し濃い。また父によるとこれでは厚過ぎて紙に馴染まないかもと
復刻はどれだけ難しいかを思い知る

麻網を漉きこんだ紙が仕上がってきた。
麻は紙の原料ともなるだけあって紙には馴染みやすい

これは明日発送、次の紙の手配とともに月末の事務処理をこなしながら

工場に戻り紙を漉くころには午後4時過ぎに
結局、7時までには終わらず、夕食後の作業

腰には爆弾をかかえ、オーバーワークにならないように自分の身体との相談しながらの作業

                  夜かみ

                      終わると10時過ぎ、ここまで。また明日