一年ぶりの幅広紙2013年10月08日 23時06分32秒



今日から6尺×5尺の幅広紙を漉く。準備しているとあちこちに泥

昨年の豪雨からこの紙を漉いていなかったことがわかる。

どんなに不況でも一年に最低でも二回は漉いていたのに…
それだけ深刻な売り上げ不振ということ

この大きい紙でも地紙を漉くのは基本的に二人

そして3人で表の紙を流し込む

昔は釣り上げる滑車操作も人力で専門の職人がいた
これだけは覚える前に機械化してしまったが、基本的な動きをプログラムしているので、全く動きはそのまま

間にきれを敷いて漉きあがり
どんなに売り上げが落ちても、幅広は希少価値からそれほど注文が減ることはなかったのだが、これが減るということが襖紙の危機を表している

せっかくの準備も明日は欠勤者が出て一日で終わり

残りは祭りの後の来週ということに

いい紙になるように

                   大きなかみ

                                     心豊かに