虚空蔵菩薩2016年10月01日 00時00分00秒


仕事の合間に虚空蔵菩薩堂より博物館へ展示のため仏像が移される

いい天気で良かった

講の人々が作業を見るため集まってきた

緊張した空気の中、薬師如来から

慎重な中にも手際の良さはさすがプロの技

ヒガンバナも見守っている

それでも2時間以上かかってようやく終了


透かし型製作も一時中断

午後から漉いてもすぐ乾くので夕方には結果が
やや気温が高いせいか粘り気の少ないネリの割には思った以上の出来

心穏やかな日は紙も落ち着くもの

                   かみの心

PLANT MUKU2016年10月02日 00時00分00秒


快晴の朝、秋祭りのための松明作り
山深い奥の院までご神体を送迎するための灯り

そのまま夏障子入れ替えと畳干し
油団も今日まで 

午後から県立美術館に高校総合美術展最終日に

今年の夏の思い出を見ておかないとやってきたら、驚くほどのエネルギー

この部屋の3倍あってもまだ足りないくらいの作品が並んでいる
もっと大きな場所でと思ったけどこの密集感がいいのかな

3500角の大作は予想通りこの場所では斜めにするしかなかったようだがこれもいいなあ

子供たちの声が聞こえてきそう

のびのびとした書と自由な気持ちで撮影された写真 すべてがつながっている
秋のいろんなイベントが重なり美術館の観客はまばら、でもここが一番生き生きしていたよ

                 PLANT MUKU

                         次は県立図書館に展示される予定

after HIRYU festival2016年10月03日 00時00分00秒


日中出来なかった大判飛龍 夕方から一気に4枚で漉き場は満杯
できるときにやらないとあっという間に納期

透かし入りの楮紙にドットのおめかし ちょっとした遊び心

夜の見回りで見た雲肌紙 このような暗がりでは特に雲肌が浮き出てくるようだ
大きな紙だからこその襖紙の原点 もう一度しっかりと見直そう

やらなければならない仕事をこなすには余計な事を考えずただ前に

それでもたまには立ち止まってみる


ひとり仕事2016年10月04日 00時00分00秒


福時2017の会議など来年の予定を決める時期になってきた

ゆったり時間の後は工場 今日も残業で大判KARAKUSA

こういう時のBGM iPadとBOSEもフル稼働

今年85歳の父が懐メロを楽しんでいるように自分も古い曲を聴くようになってきた
Owner of a Lonely Heart/YES

ipadの置き場所に紙跡


ひとり仕事を楽しむ夜 澄んだ秋音


嵐の前に2016年10月05日 00時00分00秒


午前中に仕事のけりを付けて午後からは伝統工芸士試験立ち合い
まさに伝統工芸の紙を漉く若手の女性3人 しっかりとした仕事ぶりに何も言うことはありません

認定試験は滞りなく進んだので和紙組合のショップに立ち寄る
窓際に吊るされているのはHIRYU-kiku これが私の紙 伝統とはかなり離れた漉き方

工場に戻り残り仕事のあとは 接近する台風で荒れ模様の中ものつくり塾の打ち合わせ
関わっている二つのグループ、それぞれの課題の検討会も終盤だがいよいよ風が強くなってなってきたのでこの辺で

外に出ると空き缶空き瓶の箱 このままだと風に飛ばされそうなので土嚢を入れておいた

時おり突風でごおっという音とともに窓ガラスが騒ぐ
ちょっと工場の見廻り できることはやっておかないと