紙と暮らすこと ― 2017年01月24日 00時00分00秒
氷柱の長さでわかる寒さ 冬としてはまあまあの気温
寒い間はネリの心配をしなくていいのが嬉しい
何度か叩き直しでもいい粘り 今日も良い紙が漉けそうだ
母のお供で紙の師匠のもとに
工場からも風格が漂う
気まぐれで作っていたのは壇紙
どんな仕上げにしていても紙の持つ品格は変わらない
この紙の前に立つと背筋が伸びるようだ
紙と生きてきた板
一歩外に出るとつかの間の青空
今日も肝に銘じてかみと生きる
木灰の灰汁に映る空
かみの前では50代でもまだまだこれから
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