雲肌力2017年12月04日 00時00分00秒


流し込む時の水の流れでできてくる雲肌は時に思いもよらない表情を見せることがある
大きな波の中にさざ波のような細かい雲肌がほぼ中央に

大胆過ぎて襖として好き嫌いは出るところかもしれないが 色で出ているわけではないので光の当たり方によっては気付かないほど

極端な凹凸のあるこんな大胆な柄の中にも

弱い雲肌が現れる
水の表情を光に変えて 

雲肌は流し込む水の表情
まともに光を当てるより差し込む光で顔を出す

                  雲肌力



襖の仕上げ中に気付いた壁 先月の台風で壁が剥がれ落ちていた
気まぐれな自然の力 助けてくれたり仕事をくれたり…

手が動く日2017年12月03日 00時00分00秒


本来なら今日も二つの保存会関係でやらなければいけないことがあったが、申し訳ないのと残念ながら抜けさせてもらう

来週早々納期の試作 もう試作レベルではないほど手をかけた
原料を盛り上げて凹凸を出しているので乾くのに二日はかかりそうだ

10月に受けた蚊帳生地ARTWORK ようやく手を付けることができた

こういう仕事は平日では不可能、しっかり集中して手を動かせる時間は土日か夜


まだまだ動きそうな手 一枚のつもりだったが一気に2枚を仕上げる

この合間にも試作や来客であっという間の一日

突き動かされるような感覚

                  かみの後押し

                                     手が動く


天然紙 畑そのままのトロロアオイの姿2017年12月02日 22時26分34秒


本日クラウドファンディングで支援していただいた方がアメリカのデザインナーと来社

一通り工場を見ていただいてから、薪ストーブの灰など天然紙の現場も案内

今年収穫されたトロロアオイをお見せした

そして今年の土佐楮 全く入荷してこない白皮の代わりに今年ははんだくりと呼ばれる青皮を残したものを入荷
青皮の部分を使うことで色はやや悪くなるが この部分も紙の繊維として使えないものではない。むしろ楮の持つ本来の姿に近づくような気がする

偶然天然紙のクラウドファンディングを見つけ支援していただいたと聞き、不思議なご縁に感謝

試作や特注紙の準備など慌ただしい朝 昨日夜漉いた格子の紙の出来を確認
同じ作業の繰り返しで手間はかかるが無心になれる紙

工場仕事の後は福井市内で打ち合わせ 試作の紙の採用が決まり一安心

その後は鯖江の行きつけの(最近は行けてないけど)居酒屋の大将の娘さんがタイ料理の店を始めたと聞いたので 
ちょっとわかりにくい場所に我ながらよく気付いたもの

福井としてはなかなかインパクトのある店構え

シンプルでゆったりした店内

絶品のグリーンカレー そんなにあちこちで食べたわけではないが私にとってここはぴか一

奥さんはカオマンガイ これも最高
ご褒美ランチで力が出たところに前述のお客様

幸運を呼ぶご飯となりました

自分の福時2017年11月28日 00時00分00秒


日々の仕事に追われ自分の時間の存在に気付かなくなっている

本日の福時打ち合わせは来年用のDM原稿決定が議題 なのにまだ原稿も画像も提出できていない

あわてて何かないかと工場の中を見ていると目についたのは水晒し中の三椏
11月にしては珍しい快晴、青空が水面に映っていた

              水を待つ

紙のためのきれいな水を待ち、漉き上がれば消え去ってゆくのを待つ
水との時間はほんのひととき、良い紙ができますように…それが私の福時


そのまま福時の会議へ 会場は福井新聞社のカフェ 久しぶりの開放的な空間
DMの原稿の内容やレイアウトなど話し合いが続く中、私ときたら原稿の見直しなど上の空

それでも来年に向けて準備は着々と進んでゆく

福時2018 4月22~24日 東京南青山291にて


今年のLast Xmas2017年11月27日 00時00分00秒


本来なら11月初めには揃っていたはずのXmastree
受注分を今頃製作

今年の新作はsilver tree シルバーの輝きを調整するのが難しいが思った以上の出来
大きいものは受注分で明日発送

会議続きで思うように進まないがこれが終わればいよいよ年末突貫仕事へ突入

和紙の里はすでに冬