一歩ずつの復旧2012年11月24日 22時57分10秒

豪雨より5か月が過ぎ、紙にとって大事な水の状態を見るため山に
きれいな水の流れる上流

前回でも見覚えのある絶妙な配置の木と石
豪雨以後にはこの木が流されるような雨は降っていないようだ

かろうじて残ったコンクリートの道路に銀杏の葉が

山のお化粧

ほとんどグラウンドと化した砂防ダム

その下流にある砂防ダム、景色が映るほどの水はこのところの雨で溜まったもので残念ながらここもほとんどが土砂で埋まっている。
これからいろんな工事が計画されている。大きな災害の続いた日本、小さなこの村にまで充分に手は届かない。

                  かみの歩み

                                   一歩ずつ前に

ひび~水の跡2012年10月02日 09時01分35秒

豪雨の被害状況資料より

倉庫に残る泥

水没で動かないポンプ、泥が入り今も使えない井戸

手前の材木の上まで水が来ていた。ここで50センチ以上ある。
厚みが3センチはある泥のひび割れ

工場の乾燥室の床は地下にある
相当な泥の量
まるでSF映画を見るようだ
H,R,GIGERのエイリアンの一場面を思い出す

事務所の床
かなり奥まで

秋晴れの空と対照的

立ち直りは少しでも早く、でも風化させてはいけない

                  かみの警告
                                     水の教え


一歩一歩2012年08月21日 09時23分15秒

一歩一歩…ひとつずつひとつずつ

楽しむ気持ちが大切
散歩する猫のように…

持ち歩く人の気持ちになって

                                           EIKO BAG mono  PAW


静かな傷跡2012年08月05日 08時31分05秒

夏祭りへの道、豪雨以後はじめて歩いてみるとあちこちに豪雨の傷跡が

こんな高さまで濁流が…白っぽく変色した板塀が物語る

壊れたシャッター、そこに入った水でトタン壁がはがれてしまっている。

よく犠牲者が出なかったものだ

川の向こう岸のコンクリートの壁に川の水位が現れている。

完全に床上浸水だったろう

被害を受けた小さな食堂、暖簾が出てるから今は復旧しているようだね
そろそろ歓声が聞こえてきた

夕日の当たる会場に到着すると今年も多くの人が
いろんなことがあっても、にぎやかな夏祭り

静かな路地はそのまま

                  かみの里

                                     前を向く

伝わる心2012年07月30日 20時12分39秒


今回の豪雨、本当はここまで自分の状況を知ってもらう必要があるのか、自問自答の日々

多くのボランティアの皆さんを自宅前で見送りながら、泥まみれの自社の工場は従業員の結束でほぼ2日で元の仕事ができるところまでに、結果的に1日の休業も無く操業できた。
でも自宅は一部床下程度で済んだが、車庫や倉庫は床がないから畳や建具・家具の被害こそ免れたものの、泥や泥に汚れたがれきなどの撤去までは手が回らない、友人や親戚の力を貸していただいた。

こんな時に不謹慎を承知で言えるのは、普段なかなか会えない人たちに会えたことや近所の人とあいさつ以上の話が出来、自然に笑顔の時間が増えていた。

前向きにと言いながらまだまだお返しをできるなんて状況じゃないから、とりあえずこれからは感謝の日々

感謝の日々って言葉が重なるようだけど本当にありがたいね

助けていただいたことをどうお返ししようかなんて負担に思う前に、いろんな人とつながっていることに気付かせていただけたこと

               「ありがとう」

1か月前に取材を受けたフリーペーパー

奥さん主役で紹介された「わし太夫ショップ」?
なんと開店前に(まだ並べて喜んでただけ)なのにお客様が

EICO BAGお買い上げ
いよいよ品薄、あわてて製作中

重なるもので委託していた団扇など忘れていたころに売れたとの連絡、そしてART WINDの追加注文が

これって豪雨前に「さすがに今年最後だね」って製作していたもの

仕上げたあくる日に大雨

たまたまいらっしゃっていた東京からのお客様、そのまま私の家を守るために泥まみれに

初めて会ってからたった4時間での深いご縁

またゆっくりいらっしゃって下さい

淡々と過ごす

                 かみの日々

               頂いた幸せに感謝ではなく、感謝そのものが幸せだと思う