チャレンジ2013年06月27日 23時10分08秒

地元の織物工場の製品に紙を合わせた「漉き織」

10年前、ビッグサイトの会場で初めて見た布は極端に細い糸で荒く織られていて、ちょっと触れるだけで撚れてしまうが、透明感は今まで見たことのない素材だった。

だからこそ紙の可能性が活かせると思いここに自分の紙を漉きこむことを提案したのだが…

知らない間にほかの業者に製法を教え、私の方には看板的な仕事だけ、それでも実験的なこの製品の未来を信じて年に何枚かの仕事もこなしてきた

ところが会社の経営者の移動によってその道は閉ざされてしまう

あきらめていたところにもう一度「漉き織」の引き合いが…

ところが「漉き織」で使われた布とは全く違うものでの試作を依頼された
「漉き織」を発表した数年後、その時の布とは全く違うガーゼのような布で模倣されたりしたが、実物を見ればその違いは明らかだった

仮にあの時この布だったら…私はこの「漉き織」の提案はしなかったと思う。
それでも今までの付き合いからやれるだけのことはやってみる。白い大きなガーゼ?に大胆に飛龍を飛ばす。

このくらいやらないと面白さは出ない。意外に面白い出来上がり

いろんな事情は分かるけど、ものつくりとしてストレスのたまる仕事

今日も午前中は害獣駆除の書類提出、そして防災備品購入の補助金申請と仕事はなかなか進まない
空いた時間を目いっぱい使ってギリギリの毎日

夜は越前市サマーフェスティバルの会議、私以外の区長さんはすでに会社や市役所などを
退職した余裕のある方ばかり、当然祭りの段取りも熟知しておられ私はうなずくばかり
それでも毎年行われる地元の祭りを寂しいものにはできない。

3年前に発症した突発性難聴は完治できないまま、聞き取りにくい右耳でちょっと苦手な会議

それでも数こなせばどうにかなるもの、救うかみはすぐそこに

                   かみ心

                             やるからには楽しく明るく