グラデーションライン2017年09月01日 00時00分00秒


落水ベースに楮のラインに太さのグラデーションを入れた紙
かなり凝った紙で見た目以上の手間がかかる

デザインされた格子柄として仕上げ

本日父が退院、症状は快復とまではいかなかった
7月に入院、手術 生命にかかわるようなことはなかったが視力に障害が…

仕事を含めた生活にこれからは介護が加わる。

あの時こうすればとか先を案ずるのはとりあえず封印して

これまで通り淡々と目の前のことを精一杯 

それが答え

麻の葉格子2017年09月02日 00時00分00秒


何度か飛龍で漉いている麻の葉格子

楮紙の上から手描き飛龍で

アップで見ると多少揺らぎがあるが離れて見るときれいに揃っている
手がかかり過ぎなかなか仕事に結びつかないのだが好きな柄

地紙なしの飛龍のみではこんな感じ

すきあかり麻の葉格子

格子が重なるさまや影も美しい
麻の葉格子 もう一歩前に

紙展 ISAMU KAWAI 写真展準備2017年09月04日 00時00分00秒


仕事は途中で強制終了、本日は記憶の家で紙展会議
午後7時集合ながらいつもの様子(笑) みんな忙しいからね

現代美術家河合イサム氏のNY時代の写真を選定
河合氏が写真家だったことなんてこの展示会の話が出るまで知らなかった

ベタ焼きと呼ばれるフィルムそのままの画像 デジカメ世代にはわからないだろうなあ


そして新たなチャレンジへ クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/IMADATEARTFIELD1300/announcements/62616

どうなるかなんてわからない ただ突き進むだけ


東大襖クラブ 夏合宿2017年09月05日 08時55分48秒


来週 東京大学学内のサークル 東大襖クラブの学生さんたちが和紙の里にやってくる
約30年前、東京の内装材料店で働いていたころの担当がこの東大襖クラブ

不思議なご縁は続いていたようだ

例年の大滝神社秋祭り、来年の大祭準備や奥の院での割拝殿起工、来月に迫るRENEWという大きなイベント、さらに紙展準備などこれ以上ない忙しさの中、初めての試み

事務的なことなど事前にやらないといけないことはほぼ妹と長女に任せ、現地対応(出たとこ勝負という)で

襖のある生活、和紙の里の暮らし 伝えることはここにある


ラインのグラデーション2017年09月06日 00時00分00秒


飛龍と楮を組み合わせて太さのグラデーション

裂いた楮の細さは飛龍では無理、その代わり太さの変化は飛龍で調節できる

何より難しいのはきちんとした直線 楮も飛龍もなかなか思い通りとはいかない
線一本一本に緩やかなグラデーション 見た目以上に神経を使う紙