麻の葉格子と田園襖2017年07月31日 22時21分53秒


田園を前にした家の玄関に入る襖紙 田園をイメージ

濡れた状態ではこれほど鮮やかな色でも乾くと落ち着いた色になる

一見色が弱いような気もするが影になると色が出てくる
写真ではわかりにくいが 暗い方が色を感じることができる紙

これが3枚並ぶ 仕上がりが楽しみになってきた

夕方から麻の葉格子 2×3判ながらこれだけ細かいとなかなか手がかかる

淡々と漉き重ねてゆくだけの約2時間、集中が全て
意外に短時間で出来たものの集中力はこれくらいが限度かもしれない

土日仕事2017年07月29日 00時00分00秒


卒業証書漉き指導や来客で平日に漉くことができなければ土日にやるしかない

必然的に休みはなくなるがこのところこのペースをずっと続けている
来週納期の波楮のサンプル製作

グリーングラデーションをあしらった特注襖の製作
依頼者の周りはのどかな田園風景 その玄関に並ぶ襖

落水を稲穂に見立てた紙 
やや色が強く見えるが乾くと落ち着いた色になるのでこのくらいでちょうどいいはず

今日も一日仕事、明日はややペースを落とそう

ひとり仕事にも慣れたがこれでは襖を漉く工場としての姿ではないなあ

襖の時間2017年06月23日 00時00分00秒


今年に入ってこの仕上げ場の仕事がなくなった。

久しぶりの仕上げ作業 水切り雲肌紙
地紙をひとランク上質なものに変えたので腰のあるしっかりした紙に仕上がっている

この紙のための水切り道具もいい仕事をしている。

この季節には珍しいさわやかな風、仕上げもはかどる
20年前まではこんな時間が常にあった。仕上げ作業の中でいろんなことを考えていた。

やっぱりものつくりは工場でやるもの

                 かみの居場所

                             机で考える時間を減らそう

砂子雲肌2017年04月18日 00時00分00秒


砂子雲肌 依然試してみたまま放置していた手法の襖紙
黒っぽく見える雲肌だが実は紺色

一見なんてことのない雲肌紙だが 見る方向・照明の当て方・角度でいろんな表情を見せる

この色の名前すら思いつかないほど

近くによると砂子が目立ってくる
結構銀砂子の量は多いのに離れて見るとそんなに目立たない

これは茶
順光で離れて見ると雲肌もはっきり見えなくなったりする

紺と同じように近くによると銀砂子がよく見える

斜めから見ると砂子の感じが消える
何とも不思議な紙で襖にはどうかなと思っていたのだが、貼ってみると和室に限らず洋間にも使える上品さを持っている

今日はこの襖展示の荷造りから

何とか蚊帳生地ARTWORKまで手をつけたものの 
撤収も考えながらなのでやってもやっても終わらず日付をまたぐ寸前、あきらめてまた明日


襖と福時 Thunder & Wind2017年04月13日 22時48分38秒


友人の襖貼り替え 指定していただいたのは銀雲肌の茶
銀砂子ベースに色がついている新作だが正面からだと銀色には見えない

近寄って見るとしっかり銀砂子は入っている

見る角度や距離、部屋の明るさでいろんな色に見える

正面からはほとんど見えない雲肌も角度を変えて見てみるとこの通り
これはなかなかいい。福時展示決定!って今ごろ間に合うのか?

相変わらず地元問屋から襖の注文はない。いよいよ襖の正念場か

いろんな思いが交錯する中、福時の準備
今年の目玉となるARTWORK 午後から製作開始で仕上がりは午後10時過ぎ

今回で2回目の風神雷神イメージ

俵屋宗達作の風神雷神では二つの神の間に高度な余白の美が存在している。

自分流の風と雷を飛龍を使って画面いっぱいに広げてみた

南青山に空の神 福時がお待ちしております