FUJIN & RAIJIN2021年05月06日 20時52分55秒

1年ぶりのブログ更新、もう忘れられているだろうが自分のために

3年ぶりの FUJIN & RAIJIN  蚊帳生地artworkにて
濡れている状態では半透明、特に薄い部分もあるので仕上がるまではどうなるかわからない

ほぼ思った通りに仕上がった。あとはこの下に30センチほどを足して巨大な掛け軸風に

実際の風神雷神図では最小限の筆使いでこの力強さと風格を表現しているが、紙による厚薄をつけるのが自分のやり方

余白の美をあえて崩し、風と雷鳴を飛龍技術や落水を使って表現した

下に足す部分にはなかなか苦労し結局はこのような紋様に厚薄を加えてつなげることにした
ここまでで貼り継ぎは一旦中断、連休明けに仕上げる

予定されていた和紙組合の掘出し市は市内に感染者が出て直前で中止
工場内での販売会にて漉き枠のまま展示

大きく告知もできず、来場者も県内者に限定。例年のような賑やかさは無く静かにゆったり
せめて束の間でも和紙の里を楽しんでいただこうと準備したが一番楽しんでいたのは自分でした。

まさかこの状態が1年以上続くとは…嘆くより前を

できることはそこにある

作ることは前に進むこと2019年09月16日 23時08分09秒


三連休最後の日も朝からトロロアオイ畑 生産部会を作ってみんなで育ててきたトロロアオイは初心者への試練、9月になっても高温多湿が続き根腐れ枯葉病などでこのままだと全滅の危機ということで急遽収穫を前倒しすることに
深く根をはったトロロアオイを引き抜くのはかなりの重労働

今日もまだまだ暑い、さらにさすがに連日早朝よりの作業などが続いて体が重い

それでも和気藹々と収穫 意外に使えそうなものも多いのがせめてもの慰め

11時までに作業は終了 もう疲労困憊
いつもなら11月に収穫するとろろあおい、それを1ヶ月以上の前倒しでは見た目はそこそこでも不安は残る。それでもなんとかするのが職人

帰省していた次女を駅に送り、工場に戻って作業再開
なんとか発送と明日納期の仕事は完了

アートワークも乾燥終了、明日仕上げて発送

しっかり仕上がった紙を見てようやく連休仕事は終了
ものを作りつづけること、いろんあことがある

大事なのは今あるものでどう作るか

それは前を向くということ

かみが示す道に間違いはない

かみ水2019年09月14日 00時00分00秒


土曜日早朝から大滝区利水部の沈砂池清掃 本格的なのは七年ぶり

ポンプフル稼働で洗い流す

若干涼しくなったとは言え重労働

昼食を挟んで終わったのは午後2時過ぎ
後片付けの後ちょっと一杯

工場に戻って製作再開 なんとか7時には終了
身体の疲れはあっても手は動く 気持ちの疲れは感じなかったからか

かみの水は力水

黒彩雲2019年09月11日 22時07分52秒


銀嶺No.366 彩雲(黒) 光沢のある黒い雲肌に金銀
かなり特殊な紙だが年に30枚ほど注文が来る あまり認知されているとは言えない見本帳ながら根強い需要がある様だ

お盆前から注文されていたartworkの試作 

そしてもう一点

昨日夜試作した水揉みを朝方色の確認、

張り場作業終了後、突貫で本番の染め

1日で張り場、染め、染め紙を再度張って試作であっという間に夕方、さすがに夜仕事は無理だった。 

明日できる仕事は今日やるな でも明日も朝から張り場、水揉み仕上げ発送などを午前中に終えたら午後からは研修会 やっぱり忙しくなるなあ

かみ共に走る日々 滴るかみ汗

Hiryu-fes2019年09月10日 22時20分38秒


久しぶりに続く飛龍 あれこれ次々まさにcarnival

漉いた形がそのまま紙になる飛龍
作り始めてから二十年ほどになる

ベースグラデーション 下半分に楮紙、上に行くほど薄く半分から上はベースの紙はない
この二十年でいろんなバリエーションが出来てきた

Stream with Kozo line
飛龍の表現はほぼ無限 まだまだチャレンジ

かみfesは続く