夏障子用極薄水切り紙2013年08月03日 08時15分54秒

もう8月に入りちょっと遅いが破れていた夏障子の紗を和紙に変えてみた

仕上がりをよほど早く見て欲しかったのか朝7時に表具師さんが納品に

さっそく入れてみた。

朝の光が障子から透けて見える


見えてはいるが細かいところまでは見えない絶妙の厚み

逆に光が当たる方から見ると中はほとんど見えない




これがもとの絹紗、もうほとんど手に入らないそうだ
紗とはいえそれほど丈夫ではない。ちょっと雑に扱うとたちまちほつれたり穴が開く

だったら薄い紙でもいいじゃないかと思ったので

できるだけ元の紗の色にイメージを合わせ、細かい穴で向こう側の風景を透過させる紙
この細かい穴が大事

一番心配したのは丈夫さ、ただ元の紗が紙以上に繊細なものなので透過性を犠牲にしてまで厚くすることもない。それでもできるだけ丈夫になるようにひと手間をかけている

紗より光が柔らかく入ってくるようだ

灯りを消し、油団の上で寝ころぶ

まさに紙に囲まれる

                  かみの間

                                     日本の夏





コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://osakazu.asablo.jp/blog/2013/08/03/6933158/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。