漉く前の時間2016年12月01日 00時00分00秒


どんなに凝ったデザインであっても紙を漉く時間は限られている

漉き場に向かった時にどれだけ準備ができているか、それはものだけではない

全く素のままで作業に入っても動き出す手、頭の中ではとにかく始めてしまえという勢いでやっているつもりでも知らず知らずのうちに気持ちの準備ができているということ
水にも触らないこういう細かい作業の時間も大事にしている

一人夜の工場で音楽をかけながらひたすら刻む

                 かみの時間

           何かをするとか考え込むのではなく一心に目の前のことに集中する

仕上げ作業2016年12月02日 22時09分07秒


短納期の特注紙や工場の管理、事務仕事などで在庫のための襖紙を仕上げる時間はなかなか取れない

週に一度がやっとのペース、傍らには襖紙の山
彩№703 雲肌と大礼のバランスが絶妙の紙。このところこういうざっくりとした無地の襖が少しずつだが動いている

20年前まではこれらが主流だったが徐々に大礼などの素材感のあるものは敬遠されてきた

でも巷のデザイナーや設計士の決まり文句は「素材感」だったけどね

本当の意味での素材感って誰にもわからない

またこんな紙「雲肌大礼紙」に戻ってくるような気がしてきた

たねやamazing 12016年12月03日 00時00分00秒

全国的に快晴との予報通り、さすがに工場こもりきりは無理

以前より気になっていた滋賀ラ・コリーナへ 着く早々からテンション上がる





驚きは続く。多くの人で賑わうロビーより天井を見上げると
ここは後でということで先を急ぐ

混雑が予想されるので早めにランチへ



入店した時にはそこそこあった空席もあっという間に満席に

すべてにこだわり


雑穀米とトマトスープ、トロトロの卵 メニューはオムライスとカステラだけ
女性向のオムライス、でも実はこういうのも好き

入口にはお土産を買い求める人だかり

ここにはどこかで見たようなものは全く存在しない

こんなところまでこだわるか

こだわりはゴミ箱までも

どんな建物もほぼ土壁と木

このコンセプトからおそらくこの和紙の看板の素材はヨシだと思われる

中庭に出ると巨大な建物とオブジェたち
驚きの連続は続く

たねやamazing 22016年12月04日 00時00分00秒


水田となっている広大な中庭に巨石などのオブジェ群

そびえたつこれまた巨大な建築
人工的なのに懐かしい水の道


文字通り、ヨシを使った作品

囲まれているのに開放感のある不思議な感覚




美味しそうなパン

どこを見てもそのこだわりにはスキがない

こういうゴミ箱だときれいに使う気がする



都会では気ぜわしくてあまり好きではない立ち飲み でもこの開放感でゆったりコーヒー

ゆったり廻っても疲れないちょうどいい広さ

一歩足を踏み入れた途端、全面炭が貼られた天井に言葉を失う



こだわりはエレベーターにも

不思議な場所なのに窓から見える景色は牧歌的

この空間でいただくスイーツ、生どら焼きに栗を加えて
さっき食べたばかりなのに…

ここに来てここはやっぱり「たねや」だということに気付く

多くの人で賑わうがまだまだこれから人は増えそう

ラ・コリーナ近江八幡 たねやamazing

たねやamazingその後2016年12月05日 00時00分00秒


近江八幡市から車を飛ばし永源寺まで まだ紅葉も残るのんびりした集落に

こんな場所にギャラリーあるの?なんて失礼なこと言いながら到着
きれいに手入れされた古民家
店主は染色家、美味しいコーヒーとのんびり時間
手作りスイートポテト たねやの後でも美味しいね
陶芸と染め、そして長野県ハイジホフのセーター
絶品の色使い これそのものが作品
さすがにここまでは手が出ず、毛糸と帽子お買い上げ

茅葺屋根のお寺って初めて見た気がする
さてそろそろ帰ろうか

でもまだちょっと寄り道 今庄ICで高速を降り、友人の展示会を見に

インドの布など 多くのお客さんでにぎわっている
最近こういうところのドアなどが気になる
色んな意味でお腹いっぱいの土曜日のリフレッシュタイムは終了、仕事がんばる日曜日