同時進行の一日2018年01月27日 00時00分00秒


水を換えるごとに天然紙の顔が見えてくる
残りの仕事を始末しながら次の準備

今日は記憶の家で我が女性陣の御朱印帖ワークショップ 私は駐車場の除雪など後方支援
この車動くのか(笑)

ちょっと空いた時間に薪ストーブの木灰をいただきに
ホントの目的は薪ストーブの温もりとコーヒー

夕方からは明日の出初式の準備で大滝神社
除雪、ポンプ始動、試験放水、段取り打ち合わせをこなして家に戻る

大事なお客様との猪鍋パーティー
美味しいと喜んでいただいたまでは憶えていたが…記憶なし

天然紙、ワークショップ、大滝自警隊、お客様と今日も充実した一日だったが、暮れから休みは元旦だけ、仕事に仕事の毎日にさすがにへばったようだ

ちょっとペースを落とさないとお叱りいただいた

天然紙2018 水晒し2018年01月26日 00時00分00秒


一晩暖かい釜の中で眠っていた楮、そろそろ起きてもらおう

いい顔してる 青い甘皮もかなりほぐれて白い部分が増えた

ホカホカと湯気の立つ楮
これから冷たい水で灰汁抜き

水を変えるとともに甘皮がどんどんほぐれて白い部分が増えてきている
意外にきれいな紙になりそうだ

それまで雲肌雲竜紙を漉いて待つことにしよう
いろんな試作をやりながらも無地は紙の基本、手際よく慎重に


天然紙2018 始動2018年01月25日 00時00分00秒


凍てつく日々
底までカチカチに凍ったバケツ

普段は暖かい釜場の中も氷の世界 湿った布や固めた原料もカチカチ
でも生のトロロアオイを使うにはちょうどいい寒さ

でも一旦工場を後に鳥の子保存会研修に
今日は雁皮叩解 なぎなたビーターという繊維をほぐす機械を使う これはほぼ人間の手と同じ作業ができる

すくい上げた雁皮の中には取り切れなかった硬い繊維
あれほど丁寧にやってもまだまだ 雁皮の紙の厳しさを知る

その一方私の工場では天然紙がいよいよ始動

薪ストーブ木灰からの灰汁

アルカリ度はやや弱いがこれでやってみる

今年は土佐楮(鶴) はんだくりと呼ぶ甘皮を残した楮

楮そのものの紙を作りたいので出来ればこの甘皮もそのまま残して漉いてみたいもの
水に一晩漬けておいたが意外にも灰汁はそんなに出てこない。3回水を変えてもまだ茶色くなるタイ楮とは大違い

上手く煮えるかは木灰の状態次第 薪ストーブの灰は煮るための灰ではなくあくまで副産物なので状態を把握するのは不可能
煮えないときは木灰を追加して煮たりしていたので 今年も原料の重さの倍以上使ってみた

1時間後、まだ早いがなんとなく煮えている予感がする
この楮の匂いが好き

3時間後、ほぼ煮上がったようだ

かなり柔らかくなっている
ボイラーの蒸気を落とし今日はこのまま一晩釜の中に入れておく

いろんな事情で遅れに遅れた天然紙2018を厳寒の和紙の里が後押し

窯でじっくり蒸された楮は明日までひと休み

天然紙 畑そのままのトロロアオイの姿2017年12月02日 22時26分34秒


本日クラウドファンディングで支援していただいた方がアメリカのデザインナーと来社

一通り工場を見ていただいてから、薪ストーブの灰など天然紙の現場も案内

今年収穫されたトロロアオイをお見せした

そして今年の土佐楮 全く入荷してこない白皮の代わりに今年ははんだくりと呼ばれる青皮を残したものを入荷
青皮の部分を使うことで色はやや悪くなるが この部分も紙の繊維として使えないものではない。むしろ楮の持つ本来の姿に近づくような気がする

偶然天然紙のクラウドファンディングを見つけ支援していただいたと聞き、不思議なご縁に感謝

試作や特注紙の準備など慌ただしい朝 昨日夜漉いた格子の紙の出来を確認
同じ作業の繰り返しで手間はかかるが無心になれる紙

工場仕事の後は福井市内で打ち合わせ 試作の紙の採用が決まり一安心

その後は鯖江の行きつけの(最近は行けてないけど)居酒屋の大将の娘さんがタイ料理の店を始めたと聞いたので 
ちょっとわかりにくい場所に我ながらよく気付いたもの

福井としてはなかなかインパクトのある店構え

シンプルでゆったりした店内

絶品のグリーンカレー そんなにあちこちで食べたわけではないが私にとってここはぴか一

奥さんはカオマンガイ これも最高
ご褒美ランチで力が出たところに前述のお客様

幸運を呼ぶご飯となりました

天然紙2017始動2017年11月22日 18時13分02秒


天然紙2017 (2018になるかも) 楮を仕入れる
今年の楮は土佐楮 はんだくりと呼ばれる青い皮を残したもの

白皮のものはユネスコ騒ぎ以来ほとんど入荷しなくなった

那須楮に至っては価格を吊り上げてまで仕入れる産地もいるようだ。

遺産指定というだけでそんなに爆発的な需要が生まれるわけでもないのにこの状態は異常

幸いこの楮は和紙組合にしっかり在庫があるようなので今年はこれでやってみようと思う

白皮に比べて紙の白さなどは劣るがその分本来の楮そのものの紙に近くなる

まさに天然紙にとってはうってつけかもしれない

天然紙2017 一歩踏み出す