羅紋紙2012施工写真2014年02月27日 20時41分49秒


2012年暮れに漉いた羅紋紙

http://osakazu.asablo.jp/blog/2012/12/27/

寒い年末、凍える手で漉いた

グレーの地紙に黒の彩雲、そこに羅紋を入れた

もう一つはイエローとグリーンのまだらグラデーションに羅紋を入れた
この紙の行き先は中国

建築関係のコンテストで受賞したと聞く

http://www.washiya.com/b2b/ipec21/sh/sample3/307/index.html

このレストランの入口の奥、光壁として使用されている羅紋紙

左側のカウンターの後ろの壁にも
色によって力強かったり穏やかになったり表情が変わる紙




これは東京のレストラン、日本的なイメージとして墨流しを連想させるグレーの羅紋紙

なぜかこの紙は日本より外国に評価が高いようだ

この店で羅紋紙の手法を確立したのだがデザイナーはアメリカ人

墨流しを大判で大きい柄にしてつなげてほしいという注文

墨流しに柄つなぎは無理、そこでこの羅紋紙の登場となった
黒っぽい羅紋紙の曲線はすべて隣とつながっている

店は日本にある有名なレストランで話題にもなったが、次の注文が来ることはなかった

http://www.washiya.com/b2b/ipec21/sh/sample1/167/index.htm

評価と現実は一致しないことを知る

                 かみが語る


                              騒がず焦らず漉き続ける