ART WIND 20152015年06月01日 22時12分54秒


月末週明けの事務仕事や注文紙の製作の合間に着々とART WIND製作

次々と強制乾燥、明日は仕上げ

生暖かい夜、月もちょっとだるそう

花にこだわったART WIND

こういう気持ちを忘れないこと

お気に入りの音楽で作業再開

ちょっと気になる新作も仕上がってきた

明日はテレビの撮影、季節の紹介に団扇は欠かせないようだ
EICO WIND & ART WIND それは涼しさのための道具だけではない

                 SMILE WIND

                                 心に和やかな風を                         

ギャラリーみちくさ EICO work2015年06月02日 23時16分35秒


街角ギャラリーみちくさ 6月の展示は母の作品
この中に5枚展示はなかなかきつかったが何とか恰好がついた

東京の服飾専門学校出身の母、そのルーツはやはり布
楮やテープ状の染紙を織り込むように漉いたタペストリー

 夜、ライトの当たり具合を確認
まるで生まれ変わったようだ。とても20年前の作品とは思えない

闘病中のオーナーへ 

私の作品は動
El porder del sol    para Mr.Kado     太陽の力 角氏のために

一方寄り添い静かに見守るような母の作品  


                  彩映

                 長田栄子

日暮れからART WIND2015年06月03日 23時31分51秒


日中の忙しさで気付くと夕方
曇り空の夕陽もいいものだ

ART WINDも工場終了後からの製作

これはART WIND用の裏紙、夕日効果か手の動きがスムーズ
こういうところで実験的な模様を試している

そんな中の副産物、同じく裏紙のつもりで漉いたがなかなかいい出来
黒い雲肌紙の上に白とグレーの飛龍、モノクロのポロック

貼場の台に立ててみるとこのままでまさに現代美術
これを細かく切るのは忍びないなあ

今夜のお供はjazz エラの歌声が工場に響く
午後10時過ぎ、ART WINDの貼り合わせ終了

夕日の力を感じた夜

夏雲のように2015年06月04日 00時00分00秒


この時期としてはやや肌寒いくらいだが明るい夏雲の朝

空を思わすような紙





夕方から始まった今年度の初役員会にはやや遅刻
監事から役員へと役割が変わる

会議後の懇親会は組合職員を交えにぎやかに
ほろ酔いの帰り道

紡ぐ紙2015年06月05日 00時00分00秒

これは創作和紙の原点、紙の原料である楮を横糸にして漉き込み連続させる紙
布でも間の横糸を抜いて同じようなタペストリーとして発表されていたがきっとこれを見ていたはず、ほとんど同じような柄になっていた」


この紙は機織りと同じ、糸状にそろえた楮を一本一本並べ紙に漉き込んでいる
夏障子として発表され、かなりの高評価を得て国の機関のコンテストで賞をとっていた。

それはあくまで建具の一部としての扱い、当時の素材産業である和紙に対する見方であった

どんなに考え、工夫しても素材やインスタレーションという仮設の作品の素材に過ぎない和紙の価値を認め評価することは難しいだろう

寿命のある紙、作ったものがいつまでも残るものではないからこそ、何物にも縛られない自由があり、次の世代に物質的にも精神的にも負担を残さずない

作ったものからの執着を排し、潔しとする

                    かみの道

                             それでも作る、造る、創る