漉きながら考える2016年02月06日 00時00分00秒


試作から半年、いよいよ本製作のレリーフ紙

以前漉いたものからさらに進化、立体部分が大きく数も大幅に増えた
ちょっと漉いては考え、さらに漉き重ね少しずつ仕上げてゆく。さらにこれと同じものを続けて製作できるように作業手順を記憶しながら

途中休憩で外出したため、ほぼ一日かかってしまった

私と娘たちの母校 南越中学校PTA活動受賞祝賀会はちょっと遅刻
久しぶりのメンバー、苦楽を共にした仲間との楽しい時間

そのまま2次会へとさらに宴は続く
このあといつものもう一軒というところだったが明日の仕事もあるので残念ながらリタイヤ、でもほろ酔い気分のこの辺が潮時だ 

冬道を歩いているといろんなことを思い出す

そういえば娘たちはどうしてるかな

帰宅するとかろうじて日付をまたがず


漉き重ねる花2016年02月07日 22時14分30秒


霜で白く色づく朝、ボイラーでお湯を沸かし仕事準備

日漉いたの乾き具合を確認
何とかうまくいきそうだ

本日発送の試作など

ラセン紙の上に立体飛龍 眺めている間に準備完了

個展で注文いただいたすきあかり HIRYU-kikuの製作
しっかりとした輪郭で後の作業がスムーズになるはずが…

思った以上に手がかかり昼食をまたいでしまい完成したのは午後3時
すきあかり用の紙はエッジを丈夫にしておかないといけないので漉き重ねは7回を数える

仕事からようやく解放され、体育館に到着 ここにも小さな花たちがいる
新人戦を前に頑張る子供たち、今年のチームは一人を除き小柄な選手ばかりのまさにチービーズ、おまけに最上級生は4年生

叱られて泣きながらボールを追う子供たち、でもずいぶんうまくなっている。

出席できる回数が少ない分、成長しているのがよくわかる私の役目は慰め役

うれしかったのは6年生のお姉さんたち、試合が終わって監督の話を聞いている下級生のバッグや着替えをそっと運んでくれていました。

短い指導時間で子供達には申し訳ないけど すがすがしい気持ちで帰宅

友人からいただいた猪鍋で心も体も温まる

進むこと続けること2016年02月08日 00時00分00秒


事務所の気温0度 家の中まで冷え込んだ朝

立体和紙が仕上がってきた

後ろから透かして見る 何とも不思議な紙
納品前なのでまだ全容はお見せできないがいろんな試みがこの一枚に集約されている

アートカード 襖漉き場の横でこんなカードも漉いている
15年前、旧今立町時代にうちの工場にやってきたイスラエル人の作家のデザイン

1週間ほど工場で作品製作、そのお礼にと残してくれたデザインは少しずつ形を変えて漉き続けている

我ながらつくづくいろんな紙を漉いている工場だと思う

天然紙 荒掛け楮紙2016年02月09日 00時00分00秒


先日使ったトロロアオイ、粘りを戻すために叩き直す。一番ネリのほうが粘りがあるのが普通なのだが、さらに粘りが増したような気がする

今日は楮叩きを省いて荒い繊維を残した天然紙を漉いてみた

昨年は楮の煮え方が硬かったので仕方なくだったが、味のある紙に仕上がったので今年は狙ってやってみる

いいこなれ具合、透かして見ても面白いと思う

個展の清算に福井市まで
まだ仕事も残っていたのだがせっかくお邪魔したので一杯いただきました

仕事の後は体育館、大会を控えちょっとだけ真剣(笑)元気な子供たち

夕食後のもう一口、残り火で焼き餅
待ち時間もごちそう、やめられませんな


平面から立体へ2016年02月10日 20時37分28秒


一夜明けると雪化粧 和紙の里はまだまだ冬

立体和紙の製作も軌道に乗ってきた

漉くスピードはまあまあだが仕上げ作業が思った以上に大変
それでも普段の紙の表情とは異質の存在感、チャレンジは続く

特注サイズのすきあかり 新しいLEDの電球、ここまできれいに光が飛ぶようになった
直径260×高さ950 使いやすい大きさでこれなら六畳間にも違和感なく使えそう