ネリの機嫌2014年07月23日 23時02分31秒


昨日からネリの調子が良くない。

夏の連休はネリにとって鬼門、ただでさえ暑さに弱いトロロアオイ、使わないでいるとどんどん粘度が落ちてくる。
普通ならまだまだ使える叩き直しも粘りなし

素性のいいものは水の中の表情でわかる。このように澄んでいるいるのは大丈夫
このネリのおかげで何とか漉き上げた

明日の分のネリを確認
ちょっと粘りが足りなそうでやや心配

明日も襖を漉くのでしっかりしたネリが必要

ネリをたたく機械は餅つき機、明日も忙しそう

HIRYU-KARAKUSAもいいネリがあればこそ

水、原料、ネリ、人の手、どれが欠けてもしっかりした長田製紙所の紙にはならない
午後からできてきたネリは特上、手をかければそれにこたえてくれる

暑さ寒さ、材料の状態や漉き手の体調など、いい時も悪い時もすべて受け入れている

                  かみに誇り

                      世の中に必要のないものなんて存在しない