原点回帰 ― 2014年11月08日 19時40分26秒
ただ作品を作るだけでこんなに苦しんだ一日はなかった
やろうとする自分を否定する自分、どこかに逃げ道はないかと探している自分、改めて自分の弱さを見直す時間だった
知らず知らずのうちに作れるというおごりから批評家になってしまったようだ
ものを受け入れること、拒絶する批評は作る気持ちを止めてしまう
ものつくりは批評家であってはならない
昨日製作した試作が出来上がる
迷わない手の動きは見ていて安心
乾く前の状態がこれ
乾くとこのように印象ががらりと変わるので出来上がりまでは安心はできない
今日は「紙展」としての作品製作、今回ほど迷いに迷ったことはない
結局は原点回帰、当時の作品と今の自分を融合させた作品に落ち着いた
手法は変わっても紙に向かう気持ちは当時と同じ
紙漉きの基本すらろくに知らないまま、手探りで作品制作
とにかくやってみたいの一心で紙と向かっていた自分を思い出す
できることよりやりたいという気持ちが上回っていたころ、今の自分はどうだろう
今日の芸術はうまくあってはいけない
きれいであってはいけない
ここちよくてはならない
きれいであってはいけない
ここちよくてはならない
岡本太郎の言葉を思い出す
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