贈る言葉 ― 2016年01月23日 20時06分09秒
今日も朝から仕上げ作業
ここに入る朝日、ほんの1時間のスポットライト
昨日に上がった天然紙、水に晒してアクを抜く
柔らかく煮上がったようだ
黒い表皮などを溶かしてしまう強力な苛性ソーダなどで煮た時と比べ木灰煮でのアクの色はかなり薄い。アク抜きも3回くらいまでできれいになる
塵を除去するのはかなり大変、本来の奉書紙ではチリ取りが一番手間と時間がかかる
手間をかけるほど愛おしくなる、それは職人の心意気であり人の心
しっかりとした紙にすること、それはこの思いを使う人に伝えること
帰省していたにぎやか大将の長女を駅に、そして神戸に住む次女の引っ越しの準備と誕生日のお祝いを買いに
厳しい仕事のひと段落、静かになった我が家
娘二人は社会人と大学生 それぞれにやれることやらなくてはならないことが増えてきた
それでもまず目の前のことを真摯にいつでも精一杯の気持ちで
かみの教え
伝えること、贈る言葉
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