荒掛け麻彩雲紙 ― 2017年06月10日 00時00分00秒
麻の繊維をそのまま残る紙は東南アジアなどより大量に輸入されている
和紙の原点とも聞くが1000年以上前に日本に伝わった時にはすでにもっと完成された紙であったはずなのでこんな荒々しい紙を作ってきた歴史はない
味のある紙、素材感など本来の和紙には存在しない言葉が独り歩きして、本来の姿からだんだん離れている気がする
タイ楮など輸入しているのだから私の仕事がまさにその姿だと思われていても仕方がないが
素材を生かした紙をいろんな技法を使って漉くこと 長田製紙所のアイデンティティー
単に素材のみの面白さから一歩踏み出す
荒掛け麻水切り彩雲紙 墨流しなどの技法も意識しながら漉かれている
かみの意識
手によって伝え続ける
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