再会2015年05月24日 22時28分12秒


日本橋のデパートでの展示会以来、久しぶりに見た作品は近くの会社のロビーに
題名すらつけてなかったのであくまで作品としての扱いではなく紙としての展示

せっかくなのでこの作品の背景や製作意図を

この年には竜巻で大きな被害が、自然の大きな力にあらがうことはできないことを知る

渦巻くイメージをちょっと暗いグレーで表現。それは竜巻で亡くなった方へのレクイエム
ちょっと生々しいのであえて説明することは避けた

太古の生命の痕跡 アンモナイト 生命の尊厳
これは上下逆さまの展示だったが、別にそれほど違和感はない

この紙を製作するきっかけになった日本橋高島屋での展示はあくまでディスプレイとして
ただすでに飛龍は海外で模倣され、低価格で流通していたために職人としての自分から一歩前に踏み出し、作品としての飛龍の可能性を模索し始めたところだった


大量生産で一旦廃れた飛龍紙、その模様部分を独立させることで現在の飛龍に

またもや同じ運命をたどるのかと思われたがその技術の奥深さを追求する道に

                  かみの導き

                                  創り続けること