かみと過ごす一日 ― 2015年05月31日 20時09分48秒
今日は和紙組合有志による雁皮採集
敦賀半島の山中にある天然の雁皮が群生している場所、初めて見た雁皮の花
総勢20人、にぎやかに山歩き
初めての参加だった私はまだ思うように雁皮の木を見つけられなかったので皮剥ぎ作業
みずみずしい芯から剥ぎ取られる皮、その美しさに息を呑む
いつしか言葉は消え、黙々と手を動かす
採集の役目が自分の仕事のつもりが何時しか皮剥ぎ作業に没頭、これはこれでお腹が減った
差し入れの朴葉飯、黄粉ご飯を朴葉で包んだ郷土料理。
デザート感覚でおいしくいただいた幸せな森の昼ご飯
午後も作業は続く。白い枝は緑に映える
蒸して皮を剥ぐ楮と違い生木から皮を剥ぐというかなり力の必要な作業だったが、心地よい森の空気であっという間に時間は過ぎる
心地よい初夏の海を見らがら帰宅
楮の枝は何度か持ち帰ったことはあったが雁皮は初めて。さっそく並べてみた
楮と比べて色など見た目は変わらないが、自然の自由な枝ぶりはどう置いても様になる
くたびれてはいたがどうしてもここのコーヒーで締め
本日までのギャラリーみちくさ、この作品とも久しぶりの再会
撤収前に最後の撮影、夕日がきれい
明日からは母の作品の展示
本日のお疲れビール
「紙王」と呼ばれる雁皮、そして自分の作品との再会など、
工場で漉くことはなくともやっぱり紙まみれ、あっという間の一日
かみ時間
その一瞬を大事に
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