つなぐこと~大安禅寺2017年04月01日 00時00分00秒


午前中いっぱいは仕事 飛龍などを漉き上げた後はつなぎ柄仕様の4枚組、そのうちの3枚を並べて確認
波打つ楮の繊維を完璧につなぐことはできないながらつなごうとする気持ちが伝わるように

午後から大安禅寺まで配達

母の絞り染めを使った新作の御朱印帖
宅急便で送ればいいのだがここだけはできるだけ自分の手でお渡ししたい

今年の6月の花しょうぶ祭りに福時として参加
伝える心               
                 福時+大安禅寺

                 6月17日~25日 
     
                       まだ東京の準備も出来ていないのに告知

信心の村 大滝区山回り2017年04月02日 23時18分01秒


山廻りで家を出ると浄土真宗の寺院で花祭りの準備
快晴の空に白いゾウも嬉しそう

壮年会は参道整備、地区議員は植林したブナの木起こしと山廻りと村中総出の朝

崩れた部分を整備した山林作業道の様子
山の状態は年々悪くなっているので工事続き

正月以来の奥の院 気持ち良い空気 不思議に困りものの花粉も感じない

今年の冬は雪が少なかったので倒れた木は少ない
フキノトウもそろそろ終わり 

3月に入っても気温が上がらず薄墨桜の開花はまだちょっとかかりそう

作業を終え山回り まずは大杉



朽ちた根より命の樹

月尾地区への参道を視察

来年の大祭で輿が通る道 狭い場所や崩れた側道などを見て回る

かなり急なので上り下りは大変


神輿を置いて休息をとったとされる石

ひっそりとした月尾神社 初めて来た気がする

神社に戻って山廻りが終了、ちょうどお昼
山を歩くのは大変なのだが不思議に気持ちが軽くなる気がする

信心の地 大滝の春はこれから

紙が目覚め歩き出す 紙展 1299展2017年04月03日 20時50分47秒


29回を数える今立現代美術紙展 数年の沈黙を破りいよいよ始動
岡太神社1300年大祭を来年に控え、紙展は30回を迎えます。

今年はプレイベントとしての1299展、大滝区を中心に街歩きアートとして開催します。

いまだて芸術館では「角喜代則の生きたあかし」
紙展の中心メンバーの一人であった角氏の作品で埋め尽くされた会場

紙が目覚め歩き出す


紙展・大祭同時進行2017年04月04日 23時19分28秒


午前中、紙展のフライヤーが届いた
なかなかの出来、展覧会への期待が高まる

大柄な飛龍 こういう紙展の会議などが続くとついつい試作も作品的に
こういう指示書だから当たり前だがやはり手の動きはちょっと違ってくる

今晩も紙展の会議、その前に20年前の作品を記憶の家に展示してみた
階段を登ったところの壁に貼り付けてゆく。思った以上に面白く、ここにあることが必然であるような気がした

初めてのアートキャンプ参加だったので、苦労してコンセプトをひねり出した覚えがある
会場に来た人に絵やメッセージをもらって和紙に転写、それを工場に持ち帰りさらに紙に漉き込んで次々作品として増殖してゆく

よくこんなこと考えたものだ
今日は二つの会議が重なって、紙展の会議を途中中座し1300年大祭の会議に

紙展と大祭の同時進行、でも目指す場所はほぼ同じ気がしてきた


残像2017年04月05日 23時13分05秒


朝から大滝神社の奥に奉られている摂社の石畳の打ち合わせ
5年前の倒木により損壊し、池田町より移築再建され、残るは石畳で完了

山際に残る残骸に木漏れ日

工場に戻って試作 葉を漉き込んでという依頼
見事に水をはじく葉 これは無理

なのでちょっとお遊び

これじゃ漉き込んだとは言わないなあ

もう一つの方は葉が入っているのさえわからない おまけに水をはじく葉なのにそこから色が染み出てきた
朝見た木漏れ日のイメージ 残像が身体に残っているようだ

福時南青山用の蚊帳生地漉き込み
生地の上を自由な飛龍と落水が舞う 

下地があることで仕上がった後の丈夫さや透け感などにとらわれることなく漉ける

本来の飛龍の姿を見た