東急本店・和紙の茶室2006年09月13日 16時16分23秒

8月31日~9月5日まで、東急本店にて展示されました。
東京から地元に戻ってから20年、最近はほとんど足のむくことのない町、久しぶりの渋谷は古いもの(といっても当時は新しかったんだけど)と新しいものが混在するシブヤでした。そういう意味では変わっていないのですが、私が年取ったということでしょう、すごく居心地のいい場所とこの風景に自分がなじんでなくて場違いだなと感じる場所がほんの隣り合わせだったりして、それはそれでなかなか面白かったですよ。

展示中の空き時間にちょっと散歩、DISK UNIONで懐かしいCDを見つけ衝動買い、レコードジャケットをそのままサイズダウンした紙製、ディスクの入れ物もレコードと同じ扱い、紙袋に半透明のビニール袋。これに感激できるのは40歳以上?今回の一番の自分のお土産でした。この店に集う人は私と変わらない瞳をしていますが一歩外へ出るとそこはやっぱり今のシブヤなんですね。自分の時間がずれただけであってあの頃どきどきしながら歩いた路地は今も昔もやっぱり変わらないって事ですか。残念ながら田舎にこもっていてはなかなかこんな気持ちにはなれないことに気がつきました。

クラフトデザイン協会のスタッフの皆さん、この町の平均年齢をかなり上げて(失礼!私も含めてでした。)いながら元気さは誰にも負けていませんでしたよ。打ち上げで中華レストランでお腹いっぱい、車でこられた方が多くて皆で東京での楽しみのひとつ大好きな居酒屋にいけなかったのは心残りですが・・・

作品は写真の照明を入れたもの(W6000×H2000×D400)と茶室(W3000×D3000×H2000の部屋)に仕立てたものを出品しました。直前までお盆明けのたまりにたまった仕事に追われ、「この忙しいのに東京に逃げる気?」と痛い空気の工場で作品を仕上げると同時に現場直行という感じでした。春先から声をかけていただいていたのに何でこんなに余裕のないことになってしまうのか。毎回反省、しかし学習できない私。

オフタイム2006年09月30日 20時17分43秒

仕事に追いまくられる中、今日は午前中作業をこなし午後から子供のソフトバレーボール大会に。日ごろのバレーボールと違って楽しみながら(本来もそうあってほしいのですが・・・)、それでも勝ち負けにこだわる、負ければ悔しくてちょっとだけ涙も出たりするけどすぐ立ち直る。それはそのプレイの間がどれだけ楽しかったか、思い返せば納得できることだった証拠。子供が楽しいと大人も楽しい。

幼馴染バレー部同級生3人、帰りの車でお腹すいたの大合唱、帰り道に見える食べものの看板にいちいち大騒ぎ。焼肉!ラーメン!マクド!ケンタッキー!焼き鳥!とんかつ!食べ放題!!いやいや世の中にはこんなに食べ物があふれているんだね。あまりにかわいそうなのでちょっと小腹をと買っておいたあんドーナツをあっという間にお腹に・・・いつもの何倍もおいしかったんじゃない?お家のご飯もたくさん食べるんだよ。

帰ってきたところに待っていてくれた食卓には季節のもの、さんまと舞茸のてんぷら、実はお父さんも腹ペコだった・・・

お腹も膨れほろ酔いで子供の宿題に付き合う。本読みの後、「おとうさん、星を観察しないといけないの。」
今日はまあまあいい天気、叱られない程度の家の中の電気と外灯を消して泡盛片手に外へ出てみる。おっ星がひとつふたつ・・・やっぱりうす曇かな、しばらくすると時間とともにだんだん見える星が増えてくる。目が慣れてきたせいなのだがなかなか感動。「あれがカシオペア座」などとわかったような説明、本当はあまり自信はありません。宿題はこんなもんで許してもらう。

久しぶりに見上げた空にはこんなに星があることすら忘れていた。子供に教わった田舎ならではの贅沢。