トントン2010年07月07日 08時18分15秒

木槌でトントン・・・紙を漉く音はチャポン、ザブン、ポタポタとほとんどが水の音、いつもの工場の中ではあまり聞くことのない音。それでも昔は棒で楮を叩いて細かくしていたのでなじまないこともない。
並べた楮を叩いて広げる原始的な紙?の製作。天井に使い照明を入れるそうでおおよそ和紙の優美さとは無縁のごつごつとした感じ。作業の大部分が叩く作業でいよいよ何の工場だか・・・

いい顔2010年07月07日 11時49分25秒


 子供たちのバレーボールのあくる日は地元の社会奉仕。この大滝区は周りを囲む山の下刈り、要するに草刈作業。急な山を登って大滝神社の奥の院へ、今年は私の近所の集まりである「8組」はこの周辺の担当となった。とにかく草を刈る範囲が広いので年毎にあちこち刈る場所が変わり、そのたびにくじ引き。このところ山のふもとばかりが当たっていたのでこの場所はこちらに帰ってから初めて。
 祭りではお酒の勢いを借りて神輿を担ぎ上がっているのにいざ空身で登ると結構きつい。前に東京からの友人がここを登るとき、ちょっと急な山道を心配していたので「この辺の人は年寄りでも登るから大丈夫!」とえらそうに言ってしまい、あとで「このあたりの年寄りはどんだけ元気なの?」と驚いていた。ちょっと言い過ぎた。撤回します。
 近頃はこういう作業に慣れてないことや、地域の仕事を億劫がる人が多いのでこの辺の人も口では「おぞいこっちゃ。」(大変だ)といいながら日曜の朝から集合してくる。山の登りはきついけど草刈作業が始まるととにかく一心不乱に仕事。普通なら3時間はかかりそうな仕事を1時間ちょっとで終わらせ山の中での雑談タイム。皆いい顔で爆笑レベルが低いこと、笑いが尽きないままそろそろ降りるかとおもむろに下山。
 帰ると近所で焼肉の煙があちこちで、以前はこの大滝中で慰労会と称して大宴会が行われたものだったがいろいろ忙しい人も多いのでわが8組はまた後日のお楽しみということで。かなりの重労働で大変だとは言いながら実は山のおいしい空気の中で皆でやる作業は結構楽しい。だから「うちの若いもんは忙しいんで」などと言いながら結構お年寄りでも頑張ってやってくるんじゃないのかな。身体が動くうちは人の役に立つことをやって皆で汗を流しくだらない話で大笑い。幸せな休日。
 ぼろぼろになった鎌を研ぐ間もなく、今日は壮年会の草刈。今年はなんだかんだでこれで5回目。午後5時30分の集合に5分前に行くとすでに作業は始まっていて1時間後には完了。暑い夏の夕方、大汗かいてやっぱり皆いい顔。