変わっていく街2011年10月31日 09時55分12秒


イギリス留学中の長女、帰国後のアパートを決めに大阪に
まだ閑散とした大学構内
大学近辺の物件をいくつか見て関大生協の開店を待つことに

調べておいたアパートも中までは見られないので雰囲気だけの確認、いい天気の中、散歩の時間

戻ると学生で賑わうキャンパス

高台にあるため、坂道の多い大学構内
毎日この道を歩いていたんだね。

目当てのアパートも見つかり、周りを散策するとこの辺には珍しい木造の大きな建物が

もともとは学校だったらしいが、きれいに修復されて今は図書館の一部に

中に入っても外観と同様、原型を壊さない修復がされている。
子どもの頃見たような懐かしい廊下

新しいもの、古いものが並ぶ街に帰国した長女は暮らすことに。周りにスーパーやコンビニもあり住みやすそうだ。残りの学生生活も充実したものになるように。

思ったより早く決めることができたので梅田まで足を延ばすことに
この春大きく変わった大阪駅周辺

大きな屋根、そこにデパートとショッピングビルが並ぶ。

その一角に1年前、私の漉いた紙が使われていた。

黒い楮紙に黒いラインを入れたシンプルな紙がガラスの間に挟んである。継ぎ合せされているのだが気にならない

光を反射しない分、白いものより透け感がある
黒いラインが陳列されている商品の邪魔になっていないか心配だったが問題ないようで安心。
でもこれが和紙だとは店員の方も気付いていないようだった。

さりげなく

                  かみはそこにいる
    
                                 変わりゆく街の中にも

変わってゆく街(その2)~変わらないもの2011年10月31日 17時54分51秒


お土産に地下に行くとまたまた私の漉いた紙が
聞いてはいたがここにあるとは知らず、全くの偶然。

さすがに自分の紙は10メートル手前からでもわかる
これはこの技術を生かして始めた当時から一貫して作り続けている。

前のブログのものと比べても全く見え方は違うが手法としては同じもの。
同じ技術でも見せ方ひとつでこれだけ違う表現ができる見本

変わる行く街、大阪にも変わらないもの、丸福コーヒー店
これを知ったのはスーパーで売っていたアイスコーヒー。パック売りされているコーヒーでこんなに濃くて風味のあるものは初めてだったのでよく覚えている。

でも実は本店にはまだ行ったことがない。
本当に濃くて好き嫌いのでるところだが

1934と誇らしげなマーク
遅いランチでカレーを注文、上品な味。食後のコーヒーとしてスパイスに負けないしっかりした香りは癖になる。コーヒー豆をお土産に

有名な和雑貨店
商品構成、店のしつらえ、パッケージング、はやる店には理由がある。
美味しさを伝えるのは作り手の顔
長女のいない大阪はやっぱりちょっと寂しいな。イギリス留学も本来は12月半ばで終了だが今年の暮れには帰らず、年明けまで滞在すると言う。やりたいこと、見たいことが山ほどあるのだろう、応援したいし寂しいし複雑な親心。

家に着くまでに日は落ち、ノンストップで家路に、家で落ち着く間もなく楽しみにしていた高校のブラスバンド顧問のユニークな先生の講演会に。

このコーヒーのような濃い一日。