かみの歌2013年01月23日 09時14分22秒

いよいよ楮叩き

年季の入った板

正月の漉き初め以来の楮叩き
まだ余計な力が入っているな

姿勢をまっすぐにしていかに力を抜いて叩くか
力が入ると板を直接叩いてしまい、「コン」という音で警報

タン・タン・タン・パン、叩く合間が肝心

もっと早くとか強くとかの意識が離れた時にいいリズムになる

紙漉き唄はこういう作業のときに自然と出てきたんだろう
寒い日でも体が温まり、ストーブもいらないくらい

動くから寒くない、昔の生活は案外理にかなっている

昨日叩いたトロロアオイ、透明な粘液が出てきた
当然ながら防腐剤の臭いは無く、出汁や醤油を足すといい日本料理になりそう

原料はそろった。いよいよ漉き場に

                自然紙(じねんし)

                           まだいい名前が思い浮かばない