Pollock Dream2014年12月12日 22時54分25秒


このところ、海外からの注文でこのポロックをイメージした紙の注文が続く
まさに飛龍そのもの!

昭和の初めに飛龍技術を使った先々代は彼の存在は知らないはず、当時の長田製紙所の見本帳を見て驚いたことがある。

父の若いころに隣町で開催された岡本太郎の展覧会で購入した作品集が家にあった。
小学生だった私は何故かこれがお気に入り、落書きのお手本にしていたりしていた。

その後連れて行ってもらった大阪万国博覧会会場で一番楽しみにしていたのは太陽の塔。
あの作品集の中にある太陽の顔が巨大な太陽の塔となってそびえるのを見て心躍ったのを思い出す。

両親が紙の新しい方向性を模索しながらいくつか美術展に出品し、たまにはその会場に連れて行ってもらっていた。

いろんな作品を見ていたはずだがそれらは全く心に残ってはいなかったものの、もしかするとそれが私のrootなのかもしれない

初めてポロックの作品を見たのは中学生時代、同じく家にあった美術系の本からその名前を知っていた

訳も分からず見ていたそのころの自分が今、この手法で紙を漉くなど思いもよらなかったが
やっとこの作品の入り口に来たような気がする


                 Pollock dream