大安禅寺2011年08月02日 15時40分24秒

仕事の合間を無理やり作り、福井の大安禅寺まで配達。
和尚さんよりパリでの書の展示会用の紙のご注文。面白い紙とお褒めの言葉を戴き、アトリエまで見せていただきました。

拝観入口。
本日は予約拝観者は無く、静かな境内。和尚さんの楽しい話、アトリエで製作中の作品などを見せていただいたりと小一時間、久しぶりのゆったり時間。

夏の青空の中、車を走らせ仕事の山が待っている工場に戻る。さてがんばりますか。


お盆前仕事~ストライプ2011年08月03日 14時56分23秒


薄い楮の地紙の上に飛龍で直線を引く。
長さ3メートル近くの線を入れるのはなかなか気を使う。

よく見るとごつごつしているようだが乾くとそうでもなくなる。
いつもはにぎやかな飛龍の柄だがこれはすっきりと

薄いからすぐ乾くのだが限られた道具で何枚も本日中に仕上げないといけないので扇風機に。大きい紙に風を送る扇風機、今年はどこでも大活躍だそうだ。


去年もお盆前のこの時期、仕事が集中。都会の休みと合わないのでまともに休めたのは2日ほど、そういえば耳を壊してもう一年がたった。去年の今頃は病院通い、そして入院・・・
空はこんなに青く、まぶしい夏の日。急ぎ過ぎはいけないね。


飛龍祭り2011年08月04日 14時38分02秒

お盆前に納めなければいけない紙がなぜか飛龍に集中。連日原料を溶いては漉きの繰り返し。ネリも一番搾り(というのかどうか)の濃いものを大量に使うのでネリ出しも大変。原料の三椏もあっという間に無くなる。
この紙は手が変わると柄も全く違うものになってしまう。まして新柄なのですべて自分で製作しなければならない。この1週間で何十枚漉いただろう・・・手も限界かと思いきや、なかなかタフな私の手。

いろんな振り方で手が踊る、飛龍の夏祭りだ。
これも新しいパターン・・・どんなふうに仕上がるか楽しみ。


ご褒美2011年08月06日 08時46分11秒


午前中に仕事をすませ、次女の吹奏楽コンクール北陸大会に、今年は福井県での開催なのでまたまたハーモニーホール。彼女の夢の舞台まであと一歩、何もできないがその場に立ち会っていたい。
さすがに北陸大会、各県の代表校も素晴らしい演奏。昨年は出場するだけで満足だったが、2年連続で本大会に出場する難しさは本人たちが一番わかっているはず。発表には息をのんだ。

結果は見事北陸代表決定!足掛け1年寒い日も暑い日もがんばってきた彼らに最高のご褒美が
長女からコンクールで通い始めたハーモニーホール、夕日がきれい。これが最後かもしれないので振り返ってもう一度眺めてみた。




新作飛龍2011年08月06日 11時39分31秒

新しい試みの飛龍、ようやく乾く。
漉いている間はいいが乾いたらばらばらになるんじゃないかと不安だったが意外にしっかりしていて一安心。

近くで見ると力強いパターン

丸めてみてもいい感じ。
この紙は吊り下げられるそうだ。どんな空間を演出してくれるのか楽しみ。