かみの家に暮らす2012年07月16日 16時47分56秒

梅雨の晴れ間が2日続く予報なので今日は絶好の夏障子交換、畳干し日和

一枚板の重い板戸

30年前から貼られている楮の繊維をシルエットにした雲肌紙
いよいよ来年貼り換え予定

夏障子の桟には場所が書かれている。本西…本座敷西側

80を越えた父、元気にこの夏障子を一緒に換えてくれている。というより今だに父が主役で私が手伝い役、畳を外に出すのはさすがに私。

畳を上げた後は床板を外し、湿気を飛ばす

畳と敷いていた紙は庭に干し
ちょっと一休み、後は午後から

よく干せた畳を入れ、油団の登場

貼り合わせてある古い紙、裏に残る歴史
この油団自体が100年物、その時代に使われる古紙はそれ以上

このつやを3代にわたって守り続けてきた。
いい状態で残るこの油団が最後のもの

絹紙のれんにうつる茅障子のシルエット

子どものころから見てきた部屋に今年も風が通る

そして夏

まるで梅雨が明けたような明るい夕陽
加速する世の中とは逆行しているようなゆっくりの時間

先祖から受け継いだ「かみの暮らし」

ともに育ち、ともに暮らす

                  かみの家

                             ここに生まれたことに感謝