自然紙(仮称)漉き~理想の紙を目指す2013年01月24日 09時43分22秒


早朝、叩いた楮をなぎなたビーターという機械でさらに細かく
このビーターは叩くのじゃなくてなぎなたのような刃で繊維をほぐして細かくするもの。

繊維を傷めずに原料にできるすぐれもの

出来上がった楮

生のまま叩いて水につけておいたトロロアオイ

なかなかいい粘り

ただ昨年と比べてちょっと色が濃いかな
根についていた土も丁寧に洗い流し、叩いているときはほぼ透明だったのに不思議だ

一層目、流し込んだ後様子を見る

今朝かけた分の叩解が甘かったのかやや大きい繊維がある
まあそれも味わい

二層目を流し込んで厚さを確認
襖と障子紙の間くらいの厚さ、乾くときれいな雲肌が出るように漉いている

冬には珍しい晴天、心洗われるような空の色
楮やネリのことを考えるとあまり気温が上がってくれても困る

                   寒のかみ

                               目指す紙は季節を選ぶ

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