越前鳥の子保存会~まだまだ修行2015年09月27日 00時00分00秒


快晴の朝、秋晴れにザクロ
もう100年近くの老木ザクロ、今年は一つだけ実がなった

本日も越前鳥の子保存会の実習
雁皮漉き、すいすいと美しい紙を漉く先輩方、私は普段とは全く違う紙に悪戦苦闘。

襖では使わない道具、もちろんここでしか見ることはない

漉き舟の大きさも3分の1以下

でもこれが越前の伝統

でも厳しい仕事とはちょっと違って、笑顔の穏やかな漉き場

国産雁皮も私の工場で見ることはない
でもいずれ使ってみたい。そして使ってほしい

ここで越前和紙の人間国宝、岩野市兵衛氏がその技を見せていただけることに
さすがの存在感、静かに水の音が漉き場に響く

55歳、まだまだ勉強、まだまだ半人前

工場に戻り、今できることを精一杯

様々な紙が漉かれてきた越前和紙の伝統
私はこの細い枝 太いしっかりした幹があるこそ花が咲く

                  かみの道

                                  まだまだ道半ば