いつもの工場2015年11月06日 00時00分00秒


東京のアメリカから帰宅、和紙の里でいつもの生活
朝早くから前日の紙を圧搾、滴り落ちる水の音

いよいよ納期が迫って厳しくなってきた大判乱れ格子で夜仕事

すきあかり用KARKUSA紙の傍らで福時+大安禅寺に向けてWORKSHOP用の飛龍パーツ

出張中で完成を見られなかったHUJIN RAIJINを撮影しておいてくれた
継ぎ目も全く違和感なく貼り合わせてある

初めからこの一枚でできていたようにしか見えない文句なしの仕上がり
これをどう使ってくれるのかな

何かに一歩踏み出した気持ちで工場の空気に動きを感じる一日

秋の色2015年11月11日 00時00分00秒


仕事詰め、ちょっとだけ工場脱走。この時期の大滝神社は黄色一色

午後4時で既に日は落ち、西日に当たる美しさは今一つ
午後3時ごろが一番の見ごろだったっけ

それでも銀杏の匂い、踏みしめる音

身体がすうっと軽くなる

さあ仕事に戻ろう
今月納期の仕事は近年にない量、さらにこの後3つの展示会などを抱えて大変厳しい状態

それでもここに来ると何とかなりそうな気がしてきた


Hard day`s night2015年11月12日 00時00分00秒


HIRYU-ovalもやっと半分

残った黒の原料でWORK SHOP用のパーツ

特注襖は4枚がつながるようにW2600×H1400の大判で

バラエティーに富む小物用の揉み紙

HIRYU-UZUの大判

2200角の大判、渦の大きさも60センチ以上

しっかり仕上がった

楮による乱れ格子、1200×3000 まっすぐ並べるのはかなり大変

ようやく受注数の半分まで来たが展示会でこの週末の製作は厳しい
連日の残業は午後10時過ぎ まさに Hard day`s night


福時+大安禅寺 前夜2015年11月13日 00時00分00秒

お茶席の準備も完了




本道に展示した作品は不思議なくらいこの空気になじんでいる


座禅堂にも展示

古い襖絵に光の粒

森の中にいるような展示場

アートパネルのWORK SHOP、楽しいHIRYUのパーツたち
準備はそこそこ整った

すきあかりHIRYU-kiku にらみを利かす達磨大使

展示を終えるとすでに日は落ちて

静かな山寺の夜が
福時+大安禅寺 いいご縁の予感


福時大安禅寺展20152015年11月14日 21時31分37秒


福時×大安禅寺 開幕

すきあかり kiku

本道横の通路に作品群

格子窓になじむ作品 PLANTとすきあかり




襖絵に散る光

文房流の生花、特徴ある花器が競演

松平家の象徴としての松



座禅道場である枯木堂にも福時作品

さりげなく展示させていただきました

歴史を感じる名品の前に今のデザインの家具、なぜかなじんでいる

茶室のしつらえ

意外にすんなり納まる飛龍の茶室

すきあかり 写真ではこの姿は見えないが肉眼でははっきりとその姿が見えている

お客様を待つばかり

飛龍紙を通してもこの写真以上に美しい庭の景色は目に入る


ギャラリーはゆったりと私たちの福時

雨の中、静かに始まった福時も午後からは多くのお客様
いつもののんびり時間、楽しい時間はあっという間でした

午後5時ですでに日も暮れ後始末
いつもは東京南青山、今日はここ大安禅寺
  
できることをしっかりとやればどこでも福時