伝統工芸士 ― 2012年05月12日 19時44分06秒
日本橋高島屋の出荷、スポーツ少年団バレーボール部の練習、汗だくで駆けつけた和紙組合
の会議、相変わらずの日々、私は「伝統工芸士」の認定を頂いた。
これを頂いたとき、思いめぐらせたこと
越前和紙はこれまで技術に対する特許取得がきちんとなされていないと指摘を受けている
しかし我々紙を漉く職人は先祖より受け継いできた歴史を背負って仕事をしている、ひいてはもともとの技術を紙祖神「川上御前」より頂いたもの、と心得てきた。
だからこそ大滝神社・岡太神社の祭りにあれほどの思い入れができるのだ。
職人として自分の技術だと思っていないものをさも自分が開発したように大きな力を借りて守ろうとすることは恥ずかしいこと。
ものを見て判断しろ、言葉でなく身体、五感で見ろ、先に始めた自分に追いついてみろ、そして乗り越えてみろ。守るべきものは守り、進むべきものには努力を惜しまない。
これが技を受け継ぐ者たちの心意気。
私の技術は一般的な伝統とはかけ離れ、紙漉きの伝統工芸士というには厳しいかもしれないが、時代の変遷により革新を繰り返しながらも1500年もの伝統を持つ越前の漉き手のひとりとして誇りを持って精進することを誓う。
かみと生きる
まだまだこれから…
越前和紙はこれまで技術に対する特許取得がきちんとなされていないと指摘を受けている
しかし我々紙を漉く職人は先祖より受け継いできた歴史を背負って仕事をしている、ひいてはもともとの技術を紙祖神「川上御前」より頂いたもの、と心得てきた。
だからこそ大滝神社・岡太神社の祭りにあれほどの思い入れができるのだ。
職人として自分の技術だと思っていないものをさも自分が開発したように大きな力を借りて守ろうとすることは恥ずかしいこと。
ものを見て判断しろ、言葉でなく身体、五感で見ろ、先に始めた自分に追いついてみろ、そして乗り越えてみろ。守るべきものは守り、進むべきものには努力を惜しまない。
これが技を受け継ぐ者たちの心意気。
私の技術は一般的な伝統とはかけ離れ、紙漉きの伝統工芸士というには厳しいかもしれないが、時代の変遷により革新を繰り返しながらも1500年もの伝統を持つ越前の漉き手のひとりとして誇りを持って精進することを誓う。
かみと生きる
まだまだこれから…
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