ひたすらに ― 2016年06月09日 22時44分44秒
襖や特注美術工芸紙のように大きな紙で一枚ずつ漉くのとは違い、2×3判の小判で数をこなさなければならない雲肌楮紙
原料を溶き、漉き枠に流し込み、水が残る間に細かい塊やごみを取る。
一定のスピードで淡々と漉く
次々に脱水作業のあとはじっくりと乾燥。
ありったけの漉き枠を使っているので乾燥室も満員
納期のこともあるが次に控える仕事のために私を含め従業員総動員、言葉数も少なくなる
小判と言えど当社の特徴である大胆な雲肌はそのまま
全員の頑張りで予想より早く漉き上がり、漉き枠が無くなり本日打ち止め
ひたすら漉くこと、襖とは違っていても紙の原点
まだ受注の2割ほど、他の仕事もあるのでこれからが大変。
さすがに身体が重いが大会を前にした子供たちの様子を見に体育館へ
ひたすらボールを追う姿で明日の元気をいただいた
疲れはないとは言えないが目の前の仕事をやり切るだけ
かみとともに
ひたすらに
最近のコメント