守り伝える紙2011年08月10日 09時04分02秒


広い工場とは言え、この大きな紙を常に準備しておく余裕はないので、注文がたまったとき、大口の急ぎ仕事が入ったときの漉くので、景気のいい時でも年に3回ほど。
今では年に1・2回。

道具の維持も大変。乱暴に使うと壊れ、使わないと傷む。人間の手と一緒。

この眺望と呼ばれる山の柄を漉いたのはは何年振りだろう。全盛期はベストセラーのひとつだった。

大きくなってもやることは同じ。模様の範囲が広くなるだけ。

大きくなった分、さらに丁寧に

このコンピューター制御のモーターが入るまでは人力だった。

熟練した技術が必要だったがこのシンプルな機械は本当によくできている。

これが吊り上げる棒。
ほとんど故障知らず。

プレスして半乾き状態、これから板に張る作業を待つ。いい紙だ。

美かど №15 眺望 (幅広・三間用)2枚1組

取扱い問屋・・・加藤与商店

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://osakazu.asablo.jp/blog/2011/08/10/6039087/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。