伝える言葉2014年03月27日 22時10分49秒


年度末の仕事に追われる話を聞くが襖に関しては無縁のようだ

今月初めに受注した紙はすでに納品済み、在庫が切れていたのでそのまま漉き続けている

金の雲を襖として必要な部屋は今となっては珍しいがこれだけは落ち込みは少ない

清鳳№655 見本帳は10年以上そのまま
すでに希少価値ともなっているようだ

襖のある生活、この紙の良しあしよりまず日本の暮らしを伝えることから
たとえば火鉢のごちそう、和食の原点

その隣で漉く特注紙、原料を溶いては漉きの繰り返し

ようやくあと数枚のところまでこぎつけた
作り続けることで飛龍技術の可能性を伝えたい

7時過ぎには漉き枠もなくなって終了、体力も限界

着慣れないジャケットを着て体育館に

この前の大会では惜敗、子供たちはどうしてるかなと覗いてみると大声で元気にボールを追っていた

「うまくなってるぞ」真剣なプレーを邪魔しないように笑顔で伝えたつもり

元気をもらって会議、学校施設開放利用調整委員会
要するに小学校の体育館とグラウンドの使用者たちの調整

〆の言葉は「ここに集う人は子供も大人も挨拶を、自分たちでいい雰囲気の体育館にしましょう」

つながることで成長できる、そしてそのための最初の一歩はまず挨拶から、自分の気持ちを伝えること

公民館から見える体育館は会議終了後も明かりがついていた

帰ると明日就職で東京へと出発する長女、最後の夜のデザートはいただきもののバウムクーヘン
にぎやかな食卓も明日の午前中まで

長女もいよいよ新社会人、伝える言葉があり過ぎて…

いってらっしゃい