寿屋プロジェクトⅡ ― 2014年05月22日 21時23分37秒
旧今立町の粟田部地区にある老舗料亭 寿屋
「ことぶきや」と呼びそうなところを「すや」
前回は宴会場だった。宴会場入口は竹林をイメージした大判の紙
宴会場は色を排しながら三椏の光沢で表現した紙
今回はここ、中庭に築200年を優に超える茶室
文化財として保存されることが決まり、中の襖を新調することに
考えた挙句、答えは竹に行きついた。
考えた挙句、答えは竹に行きついた。
漉き模様の技術を使いつつも型などを一切使わずフリーハンドで漉いている
漉き始めの濡れた状態では薄墨色の竹の幹の判別が難しい
漉き始めの濡れた状態では薄墨色の竹の幹の判別が難しい
そこに節をいれ、葉をあしらっている
もちろん雲肌もこの状態では確認できない
もちろん雲肌もこの状態では確認できない
それでも乾燥が終了すると一変
竹が墨絵風に漉きこまれ、まるで雲肌の中に浮かんでいるようだ
立て込む仕事、会議続きで余裕のないところで漉いたにしてはいい出来上がり
立て込む仕事、会議続きで余裕のないところで漉いたにしてはいい出来上がり
茶室への入り口、4枚並ぶ竹林の紙
明日は宴会場用の紙
かみの始まり
寿屋プロジェクトの第2幕
明日は宴会場用の紙
かみの始まり
寿屋プロジェクトの第2幕
最近のコメント