原点と今 ― 2016年06月24日 00時00分00秒
襖紙の撮影 襖の注文で今月初めて漉くところ、複雑な気持ちながらこれが原点であり現実
人の手によってしっかりとした同じ品質を保つこと、それが職人の技とされてきた。
現在の仕事はどんどん紙から離れて行っているような気がしている
どういう形であれ、紙に違いはないのだが
そこに伝統の地紙はない
板に貼ることもない紙は当然ながら凹凸の強い紙
でも一枚の紙にしっかり向き合うやり方
しっかり貼り継いで3000×2900の大判、同じ品質を保つことよりも大きな一枚ものの紙が必要とされているならそこに応えることもやはり職人であること
襖紙と新しい試みを両立させる厳しい道が原点と知る
かみの道
伝え続けることで開けてきた
墨絵用の紙、そして紙そのものの表現 しっかりと両立できているだろうか
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