越後妻有トリエンナーレ2012 その72012年09月22日 10時23分42秒

明るい空、ようやく開場時間、駐車場で深呼吸

民家に咲く見事な朝顔

受付の準備と同時に入場

そこは黒い糸が張り巡らされた家

住人の痕跡

2階までも張り巡らされている


いよいよ私の見たかった作品のひとつ「最後の教室」

暗さに慣れるまで相当時間がかかる

徐々に見えてきた会場の床にはわらが敷き詰められている
室内で嗅ぐ枯草の匂い

回転しながら点滅するライトに向かってすすむ

階段には光沢のある真っ黒いパネルが並ぶ

目の感覚がどんどん研ぎ澄まされてゆく

ビニールのカーテンで仕切られ、次々と現れる不思議な世界に入り込んでゆく

すでに見ている自分も他の観客もこの作品の一部

教室と病室の両方が頭に浮かぶ

不思議なパネルとライト
部屋の奥には教室の名残りが棚に並べられていた
過去、現在  現実、非現実 人間の五感以外の存在がそこにある

予想以上のスケールでしばらく放心状態