福時2016スタート ― 2016年03月01日 00時00分00秒
わが道を行く~和紙地を行く ― 2016年03月02日 00時00分00秒
毎日いろんな紙を漉いている。工場に来られる方はほぼ毎回違う景色を見ているだろう
今日は極厚の紙、もはや彫刻の様で紙と呼べるかどうか
ごつごつとした稜線、水滴による跡はクレーターの様
今日も襖は漉いていない。代わりに漉くのはすだれ状の紙
楮を隙間なく並べてゆく様はまさに機織り
二人がかりでほぼ一日、この紙に効率は関係ない
海外からいただいた画像、どこかで見たような…
それもそのはず、すべてここ数年の間に漉いたものばかりなので見覚えのあるシルエット
当社の販売代理店のために試作や展示会でいろんな飛龍紙を漉いてきた
そのシルエット全くそのままに海外の業者の見本帳に。もちろん私の紙ではない。
このようにブログやFBで発表している限りこういうことは想定済み、だからこそまねのできない感覚的な表現にシフトしてきた
その技術を持つなら何故いつまでも模倣に終始した紙を作り続けているのかね
知らせてくれてありがとう。でもこれを見て何をすればいいのかわからない
わが道を行きます~わがみちをいきます~和紙(わがみ)地を行きます
仕上げ ― 2016年03月03日 00時00分00秒
乾くと表情が一変する紙、だからこそ仕上げ作業は漉く以上に重要
すだれ状の紙が乾いてきた
漉いているときはこのように楮をぎっしり詰めて並べていても
乾くとこの通り、水分を含んだ楮はかなり膨張していることを想定して漉いている
手前の端の仕上げも同じ長さに並べるのでなくあえて微妙に乱すのも味となる
ひとつひとつの心配りが仕上がりに出る
今日も次の紙に 色を使った格子柄
その手法は花柄にも
濡れているときは鮮やかに見えても乾くと色の彩度は若干落ちて和紙本来の色となる
どのように仕上がるかは一晩待ってから
消し忘れた塵取り場の灯り 毎日ここで一日作業する職人がいる
ゴミひとつでダメになることもあるから楮の裏の裏まで手をかけて
仕上げは人の手の積み重ねを形にする作業
かみ重ね
心をこめて
漉き~仕上げ ― 2016年03月04日 23時50分58秒
仕事・地域・オフ 混在する一日 ― 2016年03月05日 00時00分00秒
朝からペンキ塗り、次女のためのものから
仕事以外の作業は楽しいね。このあとの作品用フレーム塗装は勢いで
乾くまで作業は中断、お昼は宮崎村まで
この雰囲気だけで立派なごちそう
そば定食、これが前菜
ここでは蕎麦がメインディッシュ
目的はお隣のギャラリー、友人の講演会
テーマはインド珍道中、こじんまりとアットホームな講演会
美味しいチャイと共に
ゆったり時間はいろんなものが目に入る
夕方から作業再開、作品のフレームの塗装
ペンキで汚れた手を洗い駆け付けた壮年会の総会、事業会計報告もそこそこに(笑)
普段から地域のために頑張るオヤジたち、まとまりの良さは宴会でわかる
2次会突入、あんなに食べて飲んだのにまたまたヘビーメニューから(苦笑)
酔っ払い集団、春の夜道を歩いて帰宅
オンもオフも精一杯、幸せな時間は忙しい
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