水の仕事2014年08月07日 22時31分08秒


雨の少なかった5月に加え、梅雨というには雨の日が少なかったからか、組み上げる地下水の量が若干減っているようだ。
今日は遅くまでポンプを稼働させてタンクに水を溜めておく

この水に一番敏感なのがネリ、この箱の状態によっても水が変化しトラブルの元になるほど
カビなどが生え傷んでいたネリ箱を新調、お盆明けから使用開始

気温が上がる夏はタンクにためた水は一日で使えなくなるので、汲み上げた冷たい地下水がそのまま使えるように月曜日の朝はタンクの水の入れ替えから仕事が始まる

このように水の大切さを知る紙、雲肌の紋様もすべて水によるもの

決算最後の仕上げで事務所と工場の往復、100枚口の特注紙の製作もいよいよ開始となる
ネリの調子は微妙、製作するスピードにネリが追い付かないがお盆明け早々に納品予定

身体の疲れはそのまま、岡本公民館に

今年も岡本自治振興会として参加する越前市サマーフェスティバルふるさと踊り
和気藹々と、でもみなさん真面目に練習してもう一汗


夜になって雷を伴う激しい雨、大切な水も時として災害をもたらすこともある

ちょっと心配になって川の様子を見に外へ

側溝からあふれた水が道路を覆う
ただ、本格的な河川改修の始まった川の水位はそれほど増えてはいなかった

和紙産業の衰退と時代の流れで過疎化が進む大滝町、上流に住む人の数は減る一方

それでも安全な和紙の里へ、一歩ずつ

                  かみを守る

                              心構えと準備は忘れずに