職人技2014年08月28日 00時00分00秒


襖を漉くには最小限の5人の従業員でやっている工場

襖以外の私の仕事をこなせる職人は一人だけ、彼女も二人以上の手がかかる襖の仕事があり、手伝ってもらうには襖の生産を止めなければならない

結局一人で特注仕事をこなしている現状

納期などでどうにもならないときには退職したベテラン職人にお願いすることになる
彼女はこの紙がお得意、寸法と仕様を伝えればすべて任せられる

すでに退職しているベテラン職人、久しぶりの仕事

この格子の紙は根気のいる仕事、3メートル近くある大判ならなおさら
でも淡々とそして生き生きと漉き上げてくれた。この大きさの他にも小判を一枚、さすが

おかげで微妙な感覚の必要で誰にも任せられない紙の製作に没頭できた

両面に柄が入りさらに透かして見えた時にも様になるようにという難しい注文

これが表、全部で10工程以上、順番を間違えるとやり直し

これは裏側、微妙なグラデーション
来月初旬に迫る納期、もう待ったなし

生き生きと仕事をするベテラン職人の姿、今日はみんなもつられて動きがよく見えた

                  かみ仕事

                               職人は仕事あればこそ