天然紙 いよいよ漉き場に2015年02月12日 22時57分50秒


無添加トロロアオイ、やや傷みもあったので粘りがもう一つ
ただ水を取り替え、叩き直しなどでほぼ回復するだろう。当然ながらほとんど無臭

今年は襖としての使用も想定し、原料を濃い目に溶いて厚めに漉き上げた
かなりきれいに見えるが乾くとそれなりに塵などが見えてくるだろう

岩野市兵衛さんの紙は塵を完全に除去するので大変な手間と時間がかかる

1週間のほとんどが塵の除去、2日漉ければいい方

ひとつの理想であり目標ではあるがそこを目指す紙ではない天然紙

明日早朝に圧搾し、板に貼って乾燥
今年はどんな顔を見せてくれるのか

叩きなおしたトロロアオイは粘りが戻ってきている。
明日は濃度を薄めて地合いを高めた紙にしてみよう

漉き人の手に降りてくる

                  かみの力

                     明日の予報は氷点下、厳しい気候が力になる