楮と飛龍のストライプ2014年09月30日 20時53分46秒


月末の支払いや集金、なかなか漉き場に入れないが、納期の迫る紙の製作

水切の地紙にストライプの太さにグラデーションをかけた凝った紙
楮のシャープな線に飛龍技術で太さを変化させたストライプは初めての試み

指定されたレイアウトできちんとした直線を出しながらもストライプの微妙な揺らぎが手作りの味を出している
長さが3200、対応できる漉き枠はわが工場では2つだけ。

納期は来週初めと遅れどころか1枚の失敗も許されない。

おまけに日曜日は祭りの準備で朝から昼過ぎまで、いつものような休日仕事でしのぐわけにはいかないのだ

そうはいってもできることは限られている。今日の分を漉き終えて体育館へ
無邪気な新入生、練習に参加できる以前のところから指導しないといけない。

といいながら飽きないように怪我しないようにこの中に自然に入っていけるように

「もう飽きちゃった」とか言っていても気付いたら同じコートでボールに触り始めた。

もうちょっとというところで本日の練習は終了、うちに帰っても楽しかったと言ってもらえてるかな

残った上級生もちょっと前までは甘えん坊とやんちゃ姫、それが今ではしっかりしたプレーができている。

夕方の限られた時間、焦らず楽しみながら一歩ずつ、まるで自分に言い聞かせるように